「手打ちうどんに偽物がある」
なんて言うつもりは毛頭ありません。何を隠そう、うどん大好き!小学校教師の高瀬さんは冷凍だろうが、
「なんかコシがあっていいよねぇ♪」
インスタントだろうが、
「即席でこの味って、ご家庭のお母さんもビックリだわ」
ってな具合で、なんだって「美味しい」と言って食べちゃうんだから。
「そんな高瀬さんにオススメされたって…」
と思うでしょう。
と思うでしょうが、「うどんなら大好き」高瀬さんが、わざわざ「うどん」を記事にするなんてないんですよ。
「うどんであれば旨い」ですから。
でも、目からウロコ、口にはうどんでした。
「全部美味しいと思っていた『うどん』だったけど、これは…」
滋賀県大津市は瀬田駅前にあるお店「手打ちうどん虹や」。
近い方、行ける方はお店に食べにいけばいいと思う。
でも、高瀬さんみたいにちょっとした雪国に住んでいて、食べに行けないって方は、ちょっと読んでいってよ。
【目次】
- ■ 「手しごと」シンプルなこだわりだからこそ、ここにしかない
- ■ 人の手と心でしか作れない味とはどういうことか
- ■ 手間暇かけてできたうどん、お家でも
- ■ 自分へのご褒美に、贈り物に「手打ちうどん虹や」の麺
■ 「手しごと」シンプルなこだわりだからこそ、ここにしかない
これ店主さんの生き方そのものなんやろな。
周りから見ていて勝手に評価なんかされたくないと思うんですけど、私から見える店主さんは「体験」を重視される方なんですよね。
「百聞は一見にしかず」ってあるでしょ。
店主さんからしたら、
「百見は一動にしかず」ってのが座右の銘なんじゃないかってイメージ。
「一万回聞くより、百回見るより、自分が一回動けば分かるよ」
そういう自らの体験を重視する店長だからこそ、こういうこだわりがあっても納得しかないんよね。
「手しごとへのこだわり」
うどんを練るの?もちろん手しごと。
うどんを打つの?もちろん手しごと。
うどんを切るの?もちろん手しごとです。
「店長いなきゃできないから、フランチャイズしにくいね」
そうですね。だから、ここでしかない味ということです。
「店長指切ったらどうするん、うどんできないやん」
そうですね。つまり、ここでしかない味ということです。
そう、体験を積んできた、経験値を稼いできた店長じゃなきゃできない味ですな。
■ 人の手と心でしか作れない味とはどういうことか
機械は、技術者が改良を重ね、その都度バージョンアップしていくのだと思います。
でも、考えてもみてください。
フランチャイズされ、機械化され、同じ味が食べられることを保証したお店が、そうそう改良された機械を総取っかえできますかね。
いや、そういうお店のうどんも美味しいから好きですよ♪
素晴らしい成果だと思います。
が、目指すところが違うのですよ「手打ちうどん虹や」は。
「いつも同じ味、美味しい味を、多くの方に、誰にでも」
何度も言うけど、その方向も素敵。でも、店主が目指すのはそういう方向ではありません。
高瀬が感じた「手打ちうどん虹や」の魅力は違う。
言ってみれば、
「常にこだわり進化していく味を、虹やを知る方だけに心をこめて」ということです。
本田宗一郎さんが言っていたことですが、職人の手というのは進化していく。
機械が判別できないような歪み、ズレを、鉄板を撫でるだけで気づいてしまう。
ゴツゴツして、マメだらけになって「THE がさつ」に見える手の感覚は、見た目とは裏腹に繊細さと鋭さを増している、と。
毎日のように、全てを手しごとで「うどん」を打つ店主の手は、もはや職人、いや達人のそれでしょう。
一部分を手しごとで「手打ち」と謳われているものと違ってくるのは明らかです。
そして、その達人の手は日々進化している。
体験を積んでいく店主の手が経験値を高め、結果としてできるうどんが進化していく。
「ここでしか食べられない」を超えた味を予感しちゃいませんか。
つまり、人の手と心でしか作れない味とは、「今しか食べられない」ということです。
次食べるときは違う麺。
いやはや、そんな繊細な舌を私は持っていない。
けど、このストーリーを知ってしまえば感じちゃうよね。
「絶対、前より旨い」って。そう感じられる。
■ 手間暇かけてできたうどん、お家でも
届いた麺には、茹で方などが丁寧に書かれていました。
オススメの時間、水の量で、麺を茹でます。
できあがった麺を水でしめ、付属の出し汁をぶっかけます。
お好みに海苔やネギを添えて、夏にはいいですね、冷やしぶっかけうどん。
あまりのコシの強さに一言。
「これが、、、うどん、か」
義父、義母、息子ちゃん、娘ちゃんも喜んで食べました。
実はこの「手打ちうどん虹や」の麺を私の両親にも贈りました。
コシの強さに、うちの両親の歯が耐えられるのか心配でしたが、それは杞憂だったよう。
高瀬家一族のグループラインで、喜んでいただきました♪
LINEが若いな、70近いのに…。
■ 自分へのご褒美に、贈り物に「手打ちうどん虹や」の麺
一つ一つ完全手打ちですから、注文して明日届く、なんてことはないと思います。
店主は、食べてくれる人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、うどんを打ってくれているのだと思う。
「うどんがご褒美になるの?」
なる。このうどんはなります。
高瀬さんにとっては、なる!
大切な人と一緒に会話しながら茹でるもよし、一人そのコシや味わいを愉しみに茹でるのもいい。
あなたへのご褒美に、大事なあの人への贈り物に「手打ちうどん虹や」の麺、いかがですか?
また、リピート購入しーちゃおっと。
知・ら・ん・け・ど♪