今回の記事の音声バージョンです♪↓
【目次】
■ もっとも白い色
もっとも白い色って何でしょう。
「蒼白?」「白妙?」「純白?」「真っ白?」「ホワイト?」
そのどれも違う。
答えは、「漆黒の中にある、白一点」です。
そそ、コントラストの話ですよね。
どんな白も、白の中にあっては分からない。
もっとも白い色は、「黒の中にある白」なんですよね。
■ 世の中の仕事
話は変わりまして、この世の中の仕事って、ほぼ雑用だと思っています。
専門職、高い技術が要求される仕事、そういうのも中にはある。
でも、ほっとんどが雑用。
雑用ってのは何かっていうと、教えれば大抵の人ができる用事のことです。
思いませんか?この世の中、たくさんの雑用を手分けしながら私たちは生活している。
あっちも雑用。こっちも雑用。雑用だらけです。
「この仕事、自分じゃなくてもできるよな」
そんな雑用があふれている世の中で、どうやって生き甲斐を見出していくんでしょうか。
「あなたじゃなきゃ、ダメなんだ」
そう言われるようになるんでしょう。
本題いきます。
■ 雑用の中にチャンスあり
雑用とは何か。
「教えれば大抵の人ができる用事のこと」
これを逆手にとれば、実は雑用が雑用でなくなる瞬間を体験できます。
それは、
「大抵の人が出せる結果を超えていく」
雑用を頼んでくる相手も、「この程度のできだろうな」という結果を予測しています。
その予測を上回る。
できばえ、スピード、なんでもかまいません。
相手の予測を上回る。
その瞬間、大抵の人ができる用事が「あなたにしかできない仕事」に変わります。
■ 「雑用にしている人は、あなたです」
ある修道女の話。
面倒な食事の準備をしていました。お皿、フォーク、スプーンを並べていく。
誰でもできるこの用事は、新参者の自分の役目。
そこに、ふと、先輩の修道女が近づいてきてこう聞きました。
「何をしているんですか?」
何を聞かれたのか分からず、戸惑いながら答えます。
「食事の準備をしています」
先輩の修道女がにこりと笑いながら答えました。
「そうですか。ただ、食事の準備をするだけなら、雑用です。
ですが、心をこめて、相手の喜ぶ姿を思い浮かべながら、座る人の健康を願いがら行ったら、それはもう雑用ではありませんよ。あなただけの祈りです。」
■ コントラストとあなた
この世の中は雑用ばかりがあふれています。
そんな雑用を、あなただけが雑用にしなければどうなるでしょうか。
あなたは、「漆黒の中にある、白一点」。
「あなただから任せたい」
そう言われる人物になれるのではないでしょうか。