日記はじめました。
なんだか「冷やし中華はじめました」みたいな書き出しである。
これとツイになる感じで店前に貼られているもので思いつくのは、「ビール冷えてます」か。
うちのブログ的には「ネタ冷えてます」となる。
なんだか滑りまくりそうな予感しかしない。
■ ChatGPTの台頭
ChatGPT。会話をしながら、色々なことを教えてくれるAI。
転スラ(『転生したらスライムだった件』)で例えるなら、これはまさにユニークスキル《大賢者》のようだなと感じる。
この作品では、主人公は殺され異世界にてスライムに転生する。その転生時に獲得するスキルが《大賢者》で、これがかなりのチートスキルなのだ。
基本聞いたことはなんでも答えてくれるし、この後起こる出来事の予測演算を行ってくれるしで、本当にすごい。
リムルは心の中で《大賢者》と会話し、自国運営の方針を決定したり、戦闘を行ったり、議案書を作成したりするのである。
そこで思ったこと。
「これChatGPTじゃね?」
小説のようにはいかないにしても、みんながユニークスキル《大賢者》を獲得している時代なんだなと思う。
■ AIに盗作?
毎日小学生新聞、2023年5月17日の記事では、『「AIが盗作」訴え多数』とう記事が載っていた。
【引用】AI(人口知能)にイラストを盗作されたなどの訴えが相次いでいます。声優や音楽家らで作る団体のアンケートでは、回答したクリエーター2万5560人のうち94%の人が、AIに権利を侵害されるのが不安だと答えました。【出典】『毎日小学生新聞 第30328号』2023年5月17日 P3
イラスト・音楽・声優の声までも、AIがなんとかできてしまう。
文章も当然のようにChatGPTが作ってくれてしまう。
盗作問題も出てくるだろう、というかもう出ているのだろう。
「ChatGPTで作った記事を使い、ブログで収益をあげた」
なんて強者もチラホラだ。
「ChatGPTにブログを盗作されるかも?」
なんて不安を持つ人もいるのだろうか。
自分は、そちらの不安はほとんどない。
それよりも大きいのは、
「リムルの相棒、大賢者が作る文章に自分の文章が勝てるわけがない」
という気持ちだ。
■ ChatGPT、大賢者に勝つ文章
ただその不安は簡単に払拭できた。
何が勝ちで何が負けなのかを決めるのは自分である。
何に価値を置くかを決めるのは自分なのだ。
だからChatGPTが戦ってこないような場所、そんな土俵で四股をふめばいい。
「そんな場所はどこにあるの?」
説明文やノウハウ系の文章は、AIの独壇場になっていくのではないかと考えている。
それ以外、となると雑記・・・日記である。
自分の体験から語ること、そういった生の文章の微妙な温度は、実体験のないChatGPTさんには醸し出せないのではないか。
さらに、リムルの二つ名「カオスクリエイト」ではないが、整った文章ではなく、混沌とした文章なら、大賢者さんは書けないのではないか。
そんなこんなで、最近、日記という名の雑記に希望を見出しているのである。