アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

『ジェノサイド』か。『夜と霧』か。

f:id:sexybozu:20220304230238j:plain

この二冊が一気に家に届く。
一つはギリギリ間に合った、図書館の閉館時間に滑り込んで、
もう一つはAmazonの奥地から職場へ届く。

いったい私の読書生活は、どこに向かっているのだろうか。
どちらから読むかを決めよう。

【目次】

■ 戦争ものを避けていた

『夜と霧』は、なんとなく知っている。
色々な書籍で引用されているし、とにかく有名だ。

強制収容所に収監された精神科医フランクルさんが書く、人間観察の名著である。
原題が「心理学者、強制収容所を体験する」。
咀嚼できる自信がなく、つまり消化もできなければ昇華もできなそう。

「しょうかしょうかぁ」

ま、私、未熟ですから、どんな本もたいして読み込めないんですけどぉ。

ふわふわ生きている私が、このような重いテーマの本を読んでどうなるかということには興味がある。

『火垂るの墓』避けました。トトロ、天空の城、風の谷ばっかりです。
『はだしのゲン』見ないふりしてました。北斗のケン、転生したらスライムだったケン、星野源を見つめ続けました。
『アンネの日記』の代わりに『アルジャーノンに花束を』を読みました。感動しました。
『シンドラーのリスト』の代わりに『グリーンマイル』を観ました。泣きました。

とにかく戦争系を避けていた。そういう時期だったのだと思う。
が、そろそろ年貢の納め時かな、と。

美しすぎて痺れたい・・・年貢の納め時かな。

■ ジェノサイド

「ジェノサイド」という言葉自体、ナチスの殺戮政策をきっかけとして創り出された言葉である。
この本は、関係しているのだろうか。

【引用】見出しには次のように書かれていた。
『人類絶滅の可能性
 アフリカに新種の生物出現』
 バーンズは、バインダー・ノートから顔を上げた。「何だ、これは?ハリウッド映画の要約か?」
 大統領の軽口に、主席補佐官だけが口元をほころばせたが、他の者たちは戸惑いを隠そうともせずに黙り込んでいた。

【出典】角川書店『ジェノサイド』P6 著:高野和明

完全にこれは、、、ハリウッド映画系のオモロイやつなんじゃ。

『アンネの日記』→『アルジャーノンに花束を』のギャップより、
『裸婦画旅行記』→嫁との情事、ぐらいの差がないだろうか。

忘れて読んでも、なお美味しい。読みたい。

どっちからイケばいいのか。
イチゴが先か、クリームが先か、のショートケーキ問題ぐらい悩ましい。

そんなことを考えている私は、つくづく平和なのだなと感じるのであった。

■ 『ジェノサイド』か。『夜と霧』か。参考文献