[caption id="attachment_1872" align="aligncenter" width="500"] 息子「なんだか胸がざわつくんだけど」
父親「そっか。。そのまま感じてなさい。」[/caption]
■ 自分の怒り、火に油
「あぁ、ほんまムカつく」
思い出すだけでも腹が立ちます…ってことありません。 僕などはしょっちゅうで、相手がいることとなると、
「あんとき、ああ言ってやればよかった」 「こうしときゃ、あいつも悔しがったやろか」
なんて、相手を滅多打ちする妄想をすればストレス解消になる…と思いきや、実際そうできなかったわけですから、怒りはさらにヒートアップでございます。
「Oh,Fuck!」
そして忘れられない。
火に油を注ぐとはこのことですね。 自分の怒り、思い出すだけでも腹が立つ、思い出すからこそ腹が立つ。 よけいにボーボーです。
じゃあどうすればいいのか?
■ 波立つ怒りの沈め方
【引用】静かに澄み渡った湖に、ポーンと投げ込まれた小石が一つ。湖面に波紋が立ち、サーッと広がっていきました。 波紋を消そうとしてそこに手を伸ばすと、また新たな波紋が生まれます。波紋は次々に広がり、最後には想像以上に大きくなってしまうでしょう。 では、波紋を消すにはどうすればいいのでしょう? 答えは、簡単です。そのまま放っておけば自然に波紋は消え、いつもの静かな湖面に戻ります。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P36 著:枡野俊明
怒りは波立つ波紋と同じなのですね。 心は湖。
波紋を消そう消そうと手を加えれば、どんどん大きくなってしまいます。 本当にそうで、
「あんなこと忘れよ!怒るようなことか!怒る俺の方が悪い!」
なんて考えれば考えるほど、怒りのこびりつきが激しくなってまいります。
手を加えず、放っておくのがいいのですね。
「あ、怒ってるんやな」
と心の怒りをそのまま味わい、消そうとしない。 流す。
そしてそのために…
■ 波立つ怒りの沈め方、さらに
【引用】何かがほしいから、何かの得になるから、やるのではありません。 今あなたの目の前にあることを、ただ無心に、ただひたすらやるのです。 手を動かし、足を動かし、体を動かしていると、いつしか波立っていた心が、静かに澄んでいることに気づくでしょう。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P37 著:枡野俊明
失恋の痛みを仕事が忘れさせてくれることがあります。
心を亡くすと書いて「忙しい」
心を亡くすほど没頭しなくとも、僕が普段感じている怒りなどは、目の前のことをただただやるだけで、あっさり沈んでいくような気がいたします。
怒る心、波立つ心を沈めるには放っておき、目の前のことに集中するのが一番。 今度はそのようにやってみたいと思います。
長い文章最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。 あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。