[caption id="attachment_1853" align="aligncenter" width="500"] 「あ?怒ってねぇよ。」
「いや…」
「怒ってねぇっていってんだろ!」[/caption]
■ すぐ怒る人。僕。
今朝、仕事に行きたくなくて家でグズグズしていたのですよ。 家事もロクにしないでグズグズ。
そしてやっと準備を終えて出ようとしたときの嫁様の一言。
「仕事に行かなくてもいいから、ネコのトイレは掃除してよね」
カチンっと来ましたね。でもよくよく考えると、なかなかぶっ飛んだ言葉だなと車の中で笑ってしまいました。
■ すぐ怒る人。穏やかな人。
今回はそれですんでよかったんですが、僕、すぐカチンとくるんですよ。 怒りの感情が起こりやすいというか…起こりやすいというか、まんま怒りやすいんですね。
で、なんとかしたいんです。そして勉強。 すぐ怒る人。穏やかな人。その違いってなんなんでしょう。
人って何で怒るの? 怒るような出来事が起こったから?
【引用】もちろん、周囲の人の言動や遅れた電車、不愉快なニュースなど、あなたを怒らせる原因が身近にあったからですが、それは単なる引き金に過ぎません。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P15 著:枡野俊明
そうですよ。確かにそうです。 同じ引き金ひいても、爆発する人もいれば不発に終わる人もいるし、笑いに変わる人だっていますもんね。
同じ目にあっても怒る人、穏やかでいられる人がいる。
シチュエーションや環境のせいじゃないなら、その違いって何なの? 性格?
■ すぐ怒る人。穏やかな人。その違い
【引用】いつも機嫌のいい人と、ちょっとしたことでイラッとしてしまう人。その違いはどこにあるのでしょう。それは、普段その人がどんな心の状態にあるかの違いです。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P15 著:枡野俊明
「性格です」 なんて締めくくられたら、それこそカチンときちゃう…いけないいけない。
枡野俊明さんは、ゴムのたとえで説明してくれました。
すぐに怒ってしまう人の心は、ピンピンに張ったゴムだそうです。 もうちょっとした刺激に反応し、プッツン、キレてしまう。
逆に穏やかな人の心は、しなやかなゴム。余裕があり、伸びたり縮んだりして臨機応変に対処できちゃう。
ポイントは、「余裕」、なのでしょうね。
すっごいシンプル。めちゃくちゃ判りやすい。
心に余裕がないから怒りやすいのだし、心に余裕があるから穏やかでいられる。
だったら余裕を心に作り出せばいいんだ。
周りからの刺激に即反応し怒ってしまう自分。その刺激と反応の間に余裕を作ることができれば、怒る以外の反応が選択できそうです。
【引用】ある日のこと、フランクルは裸にされ、小さな独房に入れられた。ここで彼は、ナチスの兵士たちも決して奪うことのできない自由、後に「人間の最後の自由」と自ら名づける自由を発見する。(中略)何が起ころうとも、それが自分に与える影響を自分自身の中で選択することができたのだ。自分の身に起こること、すなわち受ける刺激と、それに対する反応との間には、反応を選択する自由もしくは能力があった。 【出典】キングベアー出版『完訳 7つの習慣~人格主義の回復』 P78-79 著:スティーブン・R・ゴヴィー
受ける刺激、そして反応。その間が開けば開くほど、反応を選択する自由が得られる。 その自由が穏やかな自分を作ってくれるのかもしれません。
余裕ある生活を心がけたいな。ほんの、ちょっとでも。 ナチスの収容所で受ける刺激に比べたら、嫁様からの刺激なんて、怒るに足りぬものでしょうしね…たぶん…いや絶対…たぶん。
長い文章、最後までおつきあいいただきありがとうございました。 あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。