[caption id="attachment_2046" align="aligncenter" width="500"] 「登山とかするっけ?」
「いや。都会から出ない。」
「…」
「くまモン、とかさ、おるやん…プーとか…街に」
「……」[/caption]
【概要】お守り…それは自分を守ってくれるもの、ですか?
新年明けまして、二年参りに初詣、いかれましたか? 僕もお守りを納めに、そして新しいお守りを買いに行きました。
「交通安全、よろしくお願いしますっ!」
あなたも買われました? 「安産祈願」「飛躍守り」、いろいろな願いを込めて選びますよね。
「どのお守りが一番御利益があるのかな…」 そんなことを考えたりしますが、どうやらそれは誤解みたい。 「お守り」が私たちを守ってくれるのではありません。
■ お守りとは
【引用】「お守りというのは、御本尊様(仏様)の分身だと思ってください。その御本尊様を一年間預かるわけです。つまり、あなたが御本尊様を守らなくてはいけないんですよ。お守りを大切にすることで、あなた自身を大切にすることになるのです」 【出典】三笠書房『禅、シンプル生活のすすめ』P105 著:枡野俊明
お守りが自分を守ってくれるのではなく、自分がお守りを守る。 お守りを大切にするためには、自分が健康で、安全でなくてはいけません。 御本尊様であるお守りを危機にさらさないために、日々自分が心を引き締めて安全に暮らさないといけないのですね。
これ、子と親の関係によく似ていませんか。
■ 人が強くなれるのは
子を授かると親は強くなるといいます。 親が倒れれば、子は生きていくのが難しくなりますから。
「俺は、いつ死んでもいいような男やけど、子どもができて、この子が巣立っていくまでは生きていたい、そう思うようになったよ」
守るものがあるから、弱く儚くはあっても人は強くなれるのかもしれません。 お守りは、守られるために一年預かるのではなく、その御本尊様の意味するところ、その心をお守りすることで自分が強くなる、それがお守りの持つ意味のようです。
子授かるように、お守りを授かりたいな、そんな思いです。 長い文章、最後までありがとうございました。