エラそうなことを言っていてもですね、次の瞬間には通りすがりの女性のお尻を目で追っています。
「未熟者めが!」
心でいって笑ってます。まったく男ってやつは♪
こんな状況でないにしろ、この台詞をいいたくなることって日常で多々ありませんか?
「…なんでこんなにあかんねやろ…」
「ううう…前もってやっておけば…」
これをコロコロ心で転がしていると雪玉よろしくドンドン大きくなってきて、
「おーれーはーダーメーなーおーとーこーなんっだー!!」
と、僕なんかは叫びとして口からポロっと出してしまいます。
すると間髪入れず、
「今気づいたの?」
と嫁にトドメの一発を刺され…ヒドいでしょ?
でも、意外にヒドくないことに最近気づきだしました。
■ 未熟を愛してる?
愛だな…と…
ぷっ。
切腹もね、自分で腹切っているダケじゃなかなか死ねなくて大変苦しみも長いですが、介錯していただければ、そこで苦しみが断たれるでしょ?…たぶん。
その後に嫁さんがですね、
「いいの、ダメ男でも。私は幸せになれると思ってあなたと結婚を決めたんじゃないわ。
あなたと不幸になる覚悟ができたから、結婚を決心できたんですもの」
ぅおおおぉぉ、ヨーメーーー、
「って○○の奥さんが言ったそうよ。私は違うけど」
くっそぉぉぉ、ヨーメめーーー
まぁ何にしても、未熟未熟と自分をドンドン陥れ、自信を無くし何もできない状態になっているなら、そんな思考にはトドメを刺してしまった方がよいですね。
すすめない・行動できないですから。
【引用】自信のない人は何をやらせてもさっさと諦めてしまうのに対して、自信のある人は、物事をそう簡単に投げ出さない。
『自分ならできる』という前提で考えると、即座にヒントが転がり込む。
【出典】すばる舎『今日から「暗示」で心がラクになる!』著:内藤誼人
そんな話をしといて、今日は未熟も捨てたもんじゃないんだという話を斎藤一人さんの『弟子入りおめでとう』のお話を交えながら紹介させてください。
前置きが長くなりました。未熟のすすめ、『未熟力』です。
■ 反未熟力
これはイチローさんの話です。
【引用】失礼ですけど魅力のない方って、もう自分が行くところまで行っちゃったみたいなんです。若い人に対して、ちょっと上からものを言ってくるんですね。
【出典】ぴあ株式会社『イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学』P22 著:矢沢永吉
人に何かを教えるというのは悪いことではありません。
何か勉強して少しでも上がったら、教え合っていく。
競い合うよりも協力すればお互いどこまでも上がっていけるんですから。
問題なのは、
「俺様が教えてやる」
というような傲慢さですね。
上から…という。
傲慢あるとこ学びなしです。あんまり出会ったことないんですけどね♪僕は。
【引用】途中でも俺は偉いんだとか、人に自慢したり、それから逆にいうと些細なことでいじけたりとか、そういうおごったり高ぶったり、人に対して横柄な態度を取り出したとき、もうその人は下りのエレベーターにのっかったようにスーっとおっこっていきます。【出典】『弟子入りおめでとう』話:斎藤一人
成長の昇りエレベーターに乗るためには?
そう、ここで「未熟力」です。
■ 未熟力
【引用】能面を作る日本一の人でも技術的に、事業家でもまだまだ自分が未熟だと思っている人はどんどんどんどん延びます。
そして不徳というのは、まだお釈迦様とかキリストに比べたら自分の徳なんてもう本当にちっちゃくてまだまだですっていう人はまだまだ上に昇ります。
【出典】『弟子入りおめでとう』 話:斎藤一人
自分が未熟でまだまだだ、と思えるから、
まだまだ成長できるんですね。
だから未熟でいいんです。
むしろどこかで「まだまだだ」と思っていないといけないぐらいです。
成長が止まってしまうから。
もちろん極端はいけない。
「未熟だから無理なんです」
そこまで未熟が過ぎると冒頭で述べたとおり、ただ自信を無くし、進めなくなるだけ。
「未熟だから、まだまだ成長できるんだ」
そんな気持ちで行動していけるといいなと思っています。
■ 完璧はつまらない、だから未熟力
完熟の実は美味しくて食べごろです。
でもあれ、完璧に熟した状態を「完熟」とよんでいるのではないんです。
完璧に熟してしまえば、それは腐りきった実。「腐ルーツ」です。
食べられたものではありません。
自然の摂理でも、完熟すら未熟。
未熟な完熟だからこそ美味しくて、鳥や動物に食べてもらえて、遠くの場所にまた繁殖できるのですよ。
食べられない…そんな完璧ほど、食えない、つまらない、成長の止まったものはないんです。
「自分はまだまだいける」って前提で行動していく。
それで「まだまだだな」と感じてさらに行動する。
行動して、未熟を感じて「ダメだ…」と、そこでやめないでください。
飛行機だって空気の抵抗が無いとこをどんだけスピード出して走ってても空を飛べないんです。
抵抗があるから昇っていける。
未熟力とは成長の兆しを感じる力です。
未熟力の「まだまだ力」で、まだまだを感じ、まだまだ昇っていきましょう♪
なんだか色々つらつらと書きましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
あなたにすべてのよきことが雪崩のごとくおきます。
それでは失礼します。