この間の記事につながったんですよ。映画が。
この記事は「ほめられるの目指しすぎたら疲れるよね」という趣旨なんですけど、違う方向からつながっちゃったんです。
あぁ、高瀬がしたいのはそういうことだと。
映画の名前は『Re:LIFE』。大好きでたまらないヒュー・グラントくんの映画です。
■ ヒュー・グラントくんの色
もうすごいブランド力なんですよ。ヒュー・グラントくん。この人が演じる人は大統領だろうが脚本家だろうが何だろうが、ダメ男なんですけど(でも愛せる)、もういつだって色が同じなんです。
「あ、ヒューくんが出てるの?じゃぁあんな映画かな?」
大体当たってます。
そりゃ言われるよね「ロマンティック・コメディの帝王」って。
『噂のモーガン夫妻』でも『ラブソングができるまで』でも、それこそ『Re:LIFE』でも観てみてください。
ヒューくん全開に染められ、そして、、ほっこりするから。
でね、このヒューくんの色の話なんですわ。
出る映画出る映画、ヒュー色に染まる。
こういう色、つまり、ブランドを持ちたいと思うのですよ、高瀬も。
友だちから、
「おまえがいてくれると楽しいわ。やっぱ高瀬やな」
授業を受けてくれる生徒から、
「先生の授業が好き!先生が数学教えてくれたから俺、ちょっとやる気でたんよ!」
ブログを読んでくれる人から、
「これ、高瀬さんが投稿した記事でしょ?やっぱりな。高瀬色でまくりですよ」
そう言われたい!
でも、ここに落とし穴があるんだ。
■ 自分色は何色だ!?
『Re:LIFE』で、彼女ができたばっかりのジム教授(クリス・エリオットくん)は、教授仲間で女性経験豊富なキース(ヒューくん)に相談します。どうやってつなぎとめれるんだ?コツはあるの?って。
するとキースはこう答えます。
【引用】
「僕に聞く?
離婚して10年
さっきは(付き合っている)女子大生に叱られた…ありのままでいればいいさ」
【出典】『Re:LIFE』
ジム教授は、しばらく考えてから、
「それはない」
で、キースは続けます。
【引用】
「確かに
でも願わくば そういう相手がいいだろ?」【出典】『Re:LIFE』
恋人の前でキャラクターを演じ続けるなんて、苦しいんですよね。
願わくば<ありのままで>いたいです。
無理な姿で友だちにほめられる自分も、45日間かけて作り上げた45分のエンターテイメント授業も、背伸びしまくったキャラで書くブログも続かない。
恋人、友だち、仕事、読者さんとの関係…自分の自然体を受け入れてくれる人との方が続くからね。
■ 自分色の選び方
ヒューくんは、自然体でヒュー色を勝ち得たのではないのかもしれません。それこそ脚本、監督、マネージャーが、
「これはヒュー・グラントくんにぴったしの役だよ」
なんてのが積み上がって、今のヒュー色ができあがってきたんだ…と仮定する。
じゃぁ高瀬色はどうやって作る?
誰が高瀬色をプロデュースしてくれるの?
当然、プロデューサー「高瀬」、脚本「高瀬」、マネージャー「高瀬」、監督「高瀬」、そしてその役名「高瀬」。
高瀬祭にならざるを得ないですな。
当然、観客の求める「高瀬」を追求してもいいんですよ。
ただそれは、高瀬にとってツラいんです。
ただ、ヒューくんがヒュー色を作り出せた一番の本質は、その色で続けられたことです。
だから、自分の色を選ぶとき、一番考えないといけないのは、その色を続けられるかどうかです。
【引用】ジャーナリストのディヴィッド・ブルックスはこう述べている。
「ソーシャルメディアを使うと、みんな自分のイメージを演出するちょっとしたブランドマネージャーのようになってしまう。誰もがフェイスブックや、ツイッターや、ショートメッセージサービスや、インスタグラムを使って、元気で楽しげな外向けの自分をつくりあげている」ブルックスは、気をつけないと、私たちはいずれ「アプルーバル・シーキング・マシン(他者からの承認を求める機械)」になってしまうと警告を発している。
【出典】サンマーク出版『Think clearly』P166 著:ロルフ・ドベリ 訳:安原実津
続けられるなら、作り上げた色でも自分色になっていく。
でも、しんどいんでね。
自分色は、続けられる色、キースの言葉でいう<ありのまま>がいいかなと高瀬は思いまくるわけでございます。
家族とも、友だちとも、先生としても、ブログでも。
無理せずいきませんか?
そのキャラが無理してないなら、それを自分色にしていきましょう。
でも、無理!きつい!苦しい!!なら、無理ない色にシフトしていき、それを受け入れてくれる人たちと付き合っていきますかね。
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