[caption id="attachment_1907" align="aligncenter" width="500"] 「あれ?何か興奮してるようね?」
「た、谷間かな?見えそうで見えない」
「俺、見えてるよ」[/caption]
■ 心を整える方法を知りたい
「イライラする!なんでこんなこともできへんねやろ!」 「ちっくしょう!あの野郎!俺のことバカにしやがって!」 「ドキドキする…あぁ!もう無理!スピーチなんて無理!!」
心中穏やかでない状況って、結構日常にあふれています。 この心ってやつが、どうにもこうにも自分の手中におさまらない。自分の心なのにね。
で、そんな心をニュートラルに戻す方法があれば身につけたくないですか?
数分で気持ちを切り替えることができる力…それって、とっても素敵な能力ですよね。
ほしぃっ!
ということで、今回も禅のお話。
■ 心を整える「調身」
【引用】姿勢を整え、呼吸を整えると、心が整う。これを禅では「調身、調息、調心」と言い、坐禅の三要素としています。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P67 著:枡野俊明
いきなり心を整えるっていっても、 「落ち着け!落ち着けって俺の心!!」 と、直接心を変えようとしてもなかなか変わりません。
そんなとき、まず姿勢を整えてみる。
そういえば、落ち込んでいるときって、肩は落ちているし、視線も沈みがち。背中は丸まって、 「はぁ…」ため息一発、という感じ。
腰骨立てて胸を開き、視線を上気味にすれば、なんとも不思議、言葉通り、ちょっと立ち直ったような気になってきます。
これが「調身」でしょうか。
そして次は呼吸。
■ 心を整える「調息」
【引用】呼吸は直接心に働きかけ、気持ちを安定させる力を持っています。(中略) ただし、胸式呼吸をいくら繰り返しても効果はありません。大切なのは、丹田に意識を集中させ、深く長い呼吸をすることです。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P63 著:枡野俊明
自分は直接働きかけられないけど、呼吸は心に直接働きかけられるんですね。
丹田呼吸、それは複式呼吸のことでしょうか?
丹田とは、へその下あたりにある場所のことですが、ここに意識を集中させるのですね。
へその下…へその下…丹田…丹田… 緊張している事柄から、意識が丹田の方にいくだけで、落ち着いてくる感じがします。
緊張しているときって、呼吸が浅く、胸で息してますもんね。 深い息、深呼吸、丹田を意識した呼吸をリラックスせずにする方が難しそう。
【引用】丹田呼吸のポイントは、息を吸う前に、まず吐き切ることです。ストレスをすべて外に出すつもりで、もうこれ以上できないというところまで息を吐き切り、後は自然に空気が入ってくるのに任せてください。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P64 著:枡野俊明
そうやって、姿勢、呼吸を整えて得られるのが「調心」。
焦ったときがチャンスですね。 ドキドキして緊張がとまらなくなったとき、練習してみたいと思います。
長い文章、最後までおつきあいいただい、ありがとうございました。 あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。