前の記事「人間のタイプは二つ」の続きです。 この記事は、『アイデアのつくり方』(著 ジェームス・W・ヤング、TBSブリタニカ刊)の一部を私なりに勝手に解釈させていただき、さらに解説させてもらいます。
ジェームスさん、よろしくお願いします。
■ 損失の危険を冒し続ける人
アイデアを出しまくるには、スペキュラトゥールというタイプに属さなければいけません。 スペキュラトゥールとは、投機的な人たちのことです。
「投機って何?」ということで、前回広辞苑で調べました。
とうき【投機】 (2)(speculation)損失の危険を冒しながら大きな利益をねらってする行為 cf)とうきてき【投機的】 危険を覚悟で大きな利益を得ようとするさま。 岩波書店 広辞苑
スペキュラトゥールになる… 要は、投機的になったらいいんですね。 でも今、こう思われませんでしたか?
『損失の危険を冒し続ける!?そんなことできない!』
確かに。損失嫌です。大嫌い。 でも、投機的という言葉に、それほど敏感にならなくてもいいです。
■ スペキュラトゥール第一歩、やってみないとわかんないよ精神
いや、敏感にならなくていいのは、「損失」という部分でしょうか。 損失というのは、「ただの失敗」と考えています。
保守的な人間、ランチエは失敗しません。 なぜなら、やらないから。 やらないから失敗しない。でも成功することも決してない。 解決策、アイデアを考えようともせず、すぐあきらめます。 アイデアが生まれるわけありません。
投機的精神というのは、言ってしまえば やってみなきゃわかんないよ!精神でしょう。
「失敗してもエエじゃないか!」 「とりあえずやってみちゃおう!」
ここが決定的にランチエとは違いますね。 これが、スペキュラトゥールへの第一歩です。
■ スペキュラトゥール第二歩「夢中」
次に第二歩として、夢中になるということ。
ブログでも企画でもなんでも、「とりあえずやってみよう!」とあなたが思えたものに夢中になってみてください。 夢中とは、そうですね… 子どもが、砂遊びに夢中になるところを想像してみてください。 夢中とは、あの夢中です。
好奇心旺盛な、あのキラキラした目になる夢中です。 もうキッラキラ。周りのことなんか目に入らない。 ただただ目の前の砂オンリー。ノー砂、ノーライフ。
■ スペキュラトゥール第三歩「組み合わせに…」
第三歩としては、
『新しい組み合わせの可能性につねに夢中になる』
というのを、取り上げたいのですが、 この『新しい組み合わせの可能性』という部分の解釈はあらためさせてください。
【引用】アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない 『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング)
この一文の核にもなる部分なので、いつかしっかり取り上げます!
■ スペキュラトゥールになるには…まとめ
・失敗を喜ぶほど、『なんでもやってみる精神』を持つ ・子どものように、夢中になる