アイデアマンになるには、人間を二つに分けたうちの一つ、「スペキュラトゥール」に属せばいいんですね。
cf)→人間のタイプは二つ cf)→スペキュラトゥールになるには
スペキュラトゥールになるためには、3つの習慣を持てばいいようです。
- 好奇心を持ちまくる(なんだろう?愉しそう!)
- 似ているもの探し(あ、あれと似てる!!)
- なんでもやってみよう精神(それいいね!やってみよ!)
では、それぞれについて、ふれていきます。
■ なんでもやってみよう精神(それいいね!やってみよ!)
色々な意味でとても大切です。
アイデアというのは、情報と情報を組み合わせた結果出てくるものにすぎません。
つまり、情報量、知識の多いもん勝ちです。 多くの人は、何かのアイデアを得ようとするとき、ただ考えるだけ。 でも、組み合わせる要素がないのにアイデアは生まれません。
また、問題に関係する情報だけ集め、アイデアをひねり出すのも考えものです。
- 同じジャンルの情報だけ集めて組み合わせるのと、
- ジャンルを超えた情報を集め、組み合わせたものとでは、
アイデアの厚みが違います。
一つのジャンルにこもっていると、人は盲目になってしまうようです。 そこで得た情報を組み合わせても、飛躍は小さそう。 ジャンルを超えることが肝要です。
そして、ジャンルを超えた情報集めを無意識にやってのけてしまうのが、 好奇心です。 さあ、あなたの野次馬根性、今こそ発揮してください。
「え?何?なんか愉しそうだね!」と言ってみてください。
■ 第二の習慣『似ているもの探し』
『新しい組み合わせに夢中になる』
スペキュラトゥールに属する、つまりアイデアを出しまくるには大切なことです。 要素を組み合わせなければアイデアは生まれないし、 愉しんで、夢中になってやらなければ続かない。 遊び心がなければ思考も堅くなってしまいますからね。
【参考】TBSブリタニカ『アイデアのつくり方』著 ジェームス・W・ヤング
組み合わせる感覚には、慣れが必要です。 そして、その感覚を慣らしてくれるのが、 似ているもの探す習慣。
- 道路の車の流れは、何に似ていますか?
- 店の客寄せと、ブログのアクセスアップは似てないですか?
- ダイレクトメールと、トラックバックは?
- 広告のキャッチコピーと、記事のタイトルの目的は?
似ているものに気づく… 『気づき』は、繋がっていなかったものが繋がること。 繋がったとき、とてもスカッとします。
似ているものを探す習慣は、繋がりそうもないものを繋げる練習、訓練です。 情報と情報を繋げるということは、『新しい組み合わせを考える』ことにほかなりません。 第二の習慣『似ているもの探し』を身につけませんか? 「あ、あれと似てる!!」をゲーム感覚で。
■ 第三の習慣『なんでもやってみよう精神』
好奇心旺盛(第一・第二の習慣)を基礎として生まれてくるのが、第三の習慣『なんでもやってみよう精神』です。 好奇心が旺盛なところに、さらに行動が加わると、『なんでもやってみよう精神』になります。
speculate(スペキュレイト) 【投機】の意味を思い出してみてください。
とうき【投機】 (2)(speculation)損失の危険を冒しながら大きな利益をねらってする行為 岩波書店 広辞苑
失敗をおそれずやってみなければ、何も始まりません。 何も生まれません。 むしろ失敗の積み重ねを喜ぶべきです。 それが、経験となり、情報となり、あなたの肥やしとして、成功に結びつく。 失敗をおそれない勇気に、好奇心をプラスすれば、自然と第三の習慣『なんでもやってみよう精神』が身に付きます。 「それいいな!やってみよ!」でいきましょう。
■ まとめ(3つの習慣、その根底には…)
3つの習慣の根底には、一つの心が根付いています。 それは、 子ども心。
- 人が気にもとめないものに目を輝かせ
- 遊び心、ゲーム感覚で愉しみ
- なんでもやってみる!
アイデアを考える際、一番大切なのが子ども心な気がします。 凝り固まった大人の頭も、いいときはいいのですが、発想という面では、子どもには勝てないのではないでしょうか。
さ、子ども心を思い出しましょう♪