学校の先生なんでね、学校の先生の話をしますかね。
「先生」この言葉はなかなかの言葉ですよね。 「先に生まれる」と書いて「先生」ですから。
「先に生まれた方を敬う」という文化の中で生まれた言葉だと思うのですけど、謙虚というよりも卑屈な高瀬にとっては小っ恥ずかしいものです。
目の前の生徒に比べたら、多少なりとも先に生まれているかな、というので慣れましたけど、それでもまだ呼ばれると恥ずかしいのが「先生」。
そこにまた仕事の中で重要視しないといけないのが「教える」ということですよね。 「子どもと過ごす時間の密度」が薄くなり、「授業の比重」が軽くなっているという憂いはありますが、そうはいっても「教師」。
建前でも「教える」時間が一番重要でございます。
そこでほら、なまじ謙虚な性格でしょ、私。 「人様に教えるなんてとんでもない!」
みたいなところがあるのです。 一時期「禅」やら「仏教」やら『7つの習慣』やらを勉強していたことがあるので、
「人は変えられない。変えられるとしたら自分だけ。」
みたいな思想にハマっておりまして、そこに「先生」という仕事の「教える」が殴り込みをかけてきたわけですよ。
高瀬ノックアウト。葛藤にやられました。
「人は変えられない。なら人を教える先生って…何?」
結構ね、この答え、簡単でした。 プロの先生ってね、どのジャンルでもそうですけど、相手自身に変わりたいって思わせる達人だったんですよね。
「人は変えられない。自分が変わろうと思わなければ。」
うん、高瀬も達人になりたいもんだ。 なんか小難しい話になってしまいましたね。
ぜんぜん違う話ですけど、学校の先生のお客さんって誰やと思います?
生徒? 生徒の保護者?
実はね、どっちも違うんですよね。おっと、タイムアップ。 この話はまた次の機会にでも。
あなたによきことが雪崩のごとく起きます!