アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

天下一!日本一!

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実家に帰ってきて、 アフロ母「ゴミ捨ててきて!」 アフロ「はいよぉ」 とプラプラ歩いていたらアッという間にゴミステーションについてしまった。 「そうそう、そのしばらく離れたところに俺が通っていた母校が…」とか思いきる前に小学校についてしまう。 町全体が小さくなっているように感じるが、変わったのは自分の体であった。 あんなに遠くに感じていたスーパーは目と鼻の先にあるし、大冒険だった公園は少し植林されているところに滑り台が設置してあるだけ。 思い返せば、この辺りを走り回っていたのは小学三年生までで、そこからは塾に習い事、中学受験にまっしぐらで、そうそう校区で遊び回ったりはしなかった。 小さかったあの頃の歩幅と今の歩幅では、このギャップも無理はない。 久しぶりの小学校に忍び込んで、ジャングルジムに上ってみる。一番高い塔に上っては 「よっしゃ!日本一!!」 天下を取った気分になっていたあの頃を思い出し、プッとふいてしまった。 懐かしく思う反面、ふと感じることがある。 歩幅は大きくなった。しかし、よっぽどあの頃の方が心は果てしない場所まで歩を進めていたのだ。本気で天下も取れると思っていたのだから。 上ったジャングルジムは、安全対策か昔の木造の塔よりも低かったが、 「よっしゃ!日本一!!」 少し叫んでみた。 昔の自分が「声が小さい!!」なんて言う声が聞こえた気がした。