一昨日のことである。 母親からこんなメールが入ってきた。 「死にたい。どうしたらええんやろ…」 早朝四時半のことである。 メールの前には5件の不在着信も入っていた。 メールの続きを読む。 「アフロ、銀ちゃん(飼い猫)がいなくなってしもた」 そ、それで、死にたいんや?… さらに続きを読む。 「うちに泥棒が入ってね、さっきまで警察の人と話てたんやぁ」 なんですと!? 「その間に逃げてしまったんやと思うんよ。 カゴに入れておけばよかった…アフロ、どないしょ? 死んだりせんよね?もう戻ってこんのかなぁ? もうあかん。死にたい」 銀ちゃんのことより、死にたい発言より、泥棒のことが気になって仕方がない。 母に電話をしてみる。 プルルルルル… プルルルルル… ガチャ アフロ「泥棒が入ったんやって?」 アフロ母「あぁ、そんなことより銀ちゃんよ」 アフロ「何とられたん?」 アフロ母「生活費とバック全部、婚約指輪もとられたかな…ってあんた、どうでもええねん! 銀ちゃんがおらんようになったんやって言うてるやん」 アフロ「泥棒、いつどうやって入ってきたん?被害総額は?」 アフロ母「あんた…人の話聞いてんのかっ!?」 話が進まず、あきらめ、銀ちゃんのことを慰め、アドバイスしてみた。 アフロ母「…うん…そうしてみる」 アフロ「んで、被害総額は?」 アフロ母「んじゃ」 ガチャっ ツーッ、ツーッ、ツー 泥棒が入ることって、そんなに珍しいことではないのでしょうか?