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「元祖ホワイト企業」の蛍光灯に「引きひも式スイッチ」がついている理由?

未来工業株式会社

■ 元祖ホワイト企業「未来工業」

あなたは「未来工業」という会社をご存じでしょうか? お恥ずかしいことですが、高瀬は知りませんでした。

本社は岐阜県にありまして、社員数は約800名。電気設備資材メーカーです。 山田昭男さんという方が創業されました。

そんな未来工業は「日本一"社員"が幸せな会社」と呼ばれています。

■ ホワイト企業、創業者の考え方の一端

ここで少し、あなたの会社、勤めている職場を思い浮かべてください。

「…あの売り上げ目標、達成できるのかよ…」 「今週の営業ノルマ、きっつ…」 「…その5 ホウレンソウの徹底!」

ブラック企業と言われてたり?するらしいですけど、学校現場にもあります。売り上げやら、営業ノルマという言葉ではないですけど、「子どもにつけるべき力」「今週すすめなければいけない授業」。「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)の徹底」はそのままの言葉で学校にもあります。

未来工業さんには、この当たり前にある3つがありません。

なぜ、ないのでしょうか?

【引用】それは社員たちを「管理する」のではなく、それぞれを信じて「仕事を任せて」いるからだ。そして何より社員に「常に考える」ことを大切にしてほしいからだ。 【出典】東洋経済新報社山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブルKindle 著:山田昭男

うむむむむ…なるほど。

平社員、学校の先生は「管理職」に「管理」されていますよね。 管理するためには、○か×か評価しないといけませんから、目標を与え、ノルマを課し、そのつどホウレンソウの徹底をやらないといけない。

管理されるのは、ある意味ラクです。言われたことをやってればいいのだから。 でも、平社員の立場で思うに「考えること」を高瀬は放棄しちゃっているな。ほんと、山田さんの言う通り。依存しまくりです。

管理は自主性を奪うのでしょう。厳しくされているようで、甘えている部分もあるのかもしれない。責任という意味では。

おっと、話を戻します。

■ 「元祖ホワイト企業」の蛍光灯に「引きひも式スイッチ」がついている理由?

「常に考えること」を奨励している未来工業さんには「社内提案制度」というものがあるそうで、この制度から採用された社員さんのアイデアの一つが、蛍光灯についた「引きひも式スイッチ」です。

社員さんは、離席するたび、自分の名前入りタグを引っ張って、頭上の蛍光灯をこまめに消すというね。超「ドケチ」です。

ただ、山田昭男さんは言います。

「電気を毎回消すことで節約できる電気代などたかがしれている。」

じゃあ、なぜ「引きひも式スイッチ」なんでしょう?

ここにも、就労時間が1日7時間15分で残業原則禁止・年間休日140日(日本一休みが多い会社)でも、年商352億円、経営利益率13%、赤字決算創業以来50年ゼロの秘密が隠されているように感じます。

【引用】その本当の狙いは、社員に「コスト意識」を身につけてもらうことだ。小さな電気代を気にかけないような人間に、大きなコスト削減などできるはずがない。 【出典】東洋経済新報社山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブルKindle 著:山田昭男

元祖ホワイト企業は、管理をしないかわりに、社員に常に考えることを奨励して、責任感とやりがいを提供し、小さいアイデア・小さい改善を大切にする企業でした。

「楽しく働くこと」をもっと本気で考えたい。 山田イズムにハマりまくりです。

ではでは!