アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

赤ちゃんを泣きやます方法なんて…

最近、父にしていただいたので、父業を精一杯やらせていただいてます。 嫁「どこが!!」 …はい、まだまだですね。そんなまだまだな僕も、赤ちゃんがおもいっきり泣いているのをあやすことがあります。 まだ一緒に住みだして一週間ほどですが、少しはわかるようになってきたんです。 「この泣き方はおっぱいだな」 「うんちが気持ちわるいんだ」 「眠たいけど暑くて眠れなくて泣いてるんだ」 「嫁がこわくて泣いているんだ」 とこんな感じ。 抱いて寝かせるときも、うちの赤ちゃんの場合、一定のリズムで上下運動を繰り返すと徐々にまぶたが重くなり閉じていく、ということがわかってきました。 ただ、それを見た友だちは、 「そんなに激しくして…それって怖くて現実逃避で寝てるんじゃないの?もしくは気絶なんじゃ?」 これで眠るのです!いいんです!! …まぁ、冗談はおいておいて、一つ赤ちゃんが僕に教えてくれたことがあります。 それを紹介させてください。

■ 赤ちゃんの教えてくれたこと…

おっぱいも足りてる、おむつはきれい、気温も適温、あやし方も大好きな上下運動… それであっても泣きやまないときがあります。 「なんで泣きやんでくれへんねやろ。頼む…寝る時間が…」 「何が悪いんやろ…近所迷惑になってまう…」 気だけが焦ります。でもドツボ。泣き声は激しさを増すばかり。 そんなとき、職場の先輩がこんなことを話してくれたのを思い出しました。

千石さんが赤ちゃん生まれたっていうから僕も懐かしくなっちゃってね、一年生のチビを呼んだんだよ。 「お父さんがだっこしてやるぞ」 そしたら元気に走ってきたはいいけど、僕が股に手を入れて赤ちゃん抱っこをするもんだから、 「お父さん!やめて!!!僕はもう赤ちゃんじゃないんだよ!!!!」 なんて怒られちゃった、ははは。 千石さん、今だけだよ♪赤ちゃん抱っこができるのも。うらやましいなぁ、ははははは。 【出典】話:職場の先輩

今だけなんですよね。この抱き方ができるのも。 そう思うと泣き叫んでる我が子が愛おしくなっちゃって。 「いいよいいよ。泣いてていいよ。この抱っこも、今しかやらせてもらえないもんな」 なんてやっていると、スーッと娘は眠りに落ちていきました。 泣きやんでくれ泣きやんでくれ、なんてやっているときは全然だったのに…不思議です。 「泣きやんでくれ」という焦りは、赤ちゃんをただただ興奮させていくのかもしれません。 赤ちゃんに泣きやんでもらうには、こちらの気持ちがまず落ち着いていないといけないのでしょう。 伝わってくれるものがあるかもしれない。 相手を変えようとしても変わらない。 なら、焦らず自分が落ち着くことだけを考えればいいんでしょうね。 そんなことを赤ちゃんは僕に教えてくれました。

■ 赤ちゃんを泣きやます方法なんて…

赤ちゃんを泣きやます方法なんてありません。 僕は「これで泣きやむかな?」「こうしたらいいんじゃないか?」なんて試行錯誤しますが、「よし!この方法なら泣きやむぞ!!」なんて思っても束の間、次回は通じません。 それもそのはず。こちらから赤ちゃんを泣きやます方法なんてないんです。 ただただ赤ちゃんに、自分で泣きやんでもらうしかありません。 僕の場合、「よし赤ちゃんを俺が泣きやませてやる!」というのは傲慢でしかなかったみたい。 赤ちゃんに泣きやんでもらう方法はあるかもしれませんが、赤ちゃんを泣きやます方法は無いようです。 抱いているとき、先輩の話を聞くまで、「抱かせてもらっている」なんて考えたことありませんでした。 「抱いてあげる」そればっかり。 「抱かせてもらう」…そうなんだよな、と思う。 自分のところに生まれてきてくれて、世話させてもらって、今しかできない体験をさせていただいている。有り難いなぁと。 抱ける喜びは、この人が僕のもとに生まれてきてくれたから感じられるのだなぁと。 帰ったら、それを味わいながら抱いてあげたい…いや、抱かせてもらいたいなと思います。 なんだか僕が泣けてきましたので、今回はここまでで失礼。 ありがとうございました。