■ 揺るがない自分
【引用】 自分のことを好きになれる理由を、他者の吐いた言葉や、他者の存在そのものに求めてしまうケースがありますが、それは実はあまりよくないのです。 【出典】ベースボール・マガジン社 『風の谷のあの人と結婚する方法』 著:須藤元気 質問送付人:森沢明夫
■ 存在価値を依存してしまう
失恋は苦しいです。 全世界から存在を否定された気分になるし、 何もかもを失った感じがしてしまう。 何でこんなことになるか? 依存しているからです。 寄り掛かってた木がフッと突然消える。 もたれていたものが無くなるのだから倒れこむのは必至です。 「あなたが私を愛してくれる…必要としてくれるから生きている感じがするの」 「君と出逢うために生まれてきた」 …ここまではいかなくても、恥ずかしながら私も似たようなことを考えていました。 …考えているときがあります、…考えています。 依存は悪いことじゃない。 死ぬほど大切な何かができた瞬間、少なからず人は寄り掛かる。 「子どもが生きがい」 「財産を失うなんて、死ぬに等しい」 「会社に命を捧げています」 「彼氏命」「彼女命」 「家族命」「ゴルゴ命」 依存はあっていい。 でも気をつけないといけないな…とも思っています。 寄り掛かりすぎると、倒けたとき下手をすれば… 命を掛けるほど依存すれば、失い倒れたとき、立ち上がることができなくなってしまうでしょう。 当たり前ですが。
■ 揺るがない人の自信の拠り所
自分の意志で他人に依ってしまうのは、いいと思うんです。 「彼氏命!」 なんていっている女子高生は、ちゃーんと彼を失ったときの失望のデカさを知って寄り掛かっているのだもの。 でも、知らず知らずのうちに、無意識に寄り掛かってしまうことがよくあるんです。 たとえば自信。 彼氏がいるから自信がある…それは残念ながら他信です。 人にほめてもらえるから自信が付く…それも他信。 自信を付ける最初の一歩として他信があってもいい。 ですが最後まで人に頼っていると、そんな自信はすぐに消えてなくなります。 名刺に書かれている肩書き・社名に優越感を覚え、唯一つの自信の拠り所としてしまっている…それも危険です。 左遷、リストラ…でなくても定年退職後、自信を根こそぎ失ってしまうでしょうから。
【他信】 自信の拠り所が地位や所有物であったり、他人の言葉・考え・存在であること。 自信であると錯覚しやすい。
■ 揺るがない自分になる方法
自信だけではなく、存在価値なんてのも人に寄り掛かりやすいものでしょう。 あなたは、あなただから自分を信じていいのだし、 存在価値があるんです。 自信のある人はチェックしてみてください。 その自信の拠り所はどこですか? 自分のことが好きな人もチェックです。 人が好いてくれるから好きなのではありませんか? 人の喜ぶことをできる自分が好きなのではなく。 他人に依っているということは、それだけ他人に左右されるということです。 無意識によっているということは、無意識に他人に左右されるということなんですね。 非常に揺るぎやすいと思いませんか? あなたの拠り所をチェックしてみてください。 その拠り所から徐々に他人の影響を外していく、自分の影響できるものに変えていく。 それが自立であり、揺るがない自分になる方法です。 須藤元気さんの『風の谷のあの人と結婚する方法』はぜひ読んでみてくださいね。 ありがとうございました。