またまた伊那食品工業株式会社の塚越寛さんのお話です。 会社のことを体にたとえてお話くださり、とても面白く参考になりました。 なんてったって、利益ってウンチですから♪
■ 利益とはウンチである。
【引用】「利益はウンチですよ」とも言います。(中略)「利益って、その程度のものだよ」と、私は言いたいのです。 ウンチを出すことを目的に生きている人はいません。でも、健康な身体なら、自然と毎日出ます。出そうと思わなくても、出てきます。ここがポイントです。 「健康な会社」であれば、「利益」というウンチは自然と出てくるはずです。毎日、出そうと思わなくても、出てくるものです。だから、「利益」を出そうと思えば、「健康な会社」をつくることを考えればいいわけです。 【出典】光文社『リストラなしの「年輪経営」』P40 著：塚越寛
あぁなるほど。利益をそこまでいってしまえば、大切なことを見失わないで済むかもしれません。 行きすぎた利益追求は、 「もっとウンチ出せ！ウンチ出しまくれ！！」 と言っているようなものなのですね。 「利益は、会社が健康であれば自然に出てくるものなんだ。」 そう考えれば、ウンチのために生きるような間違いを犯さなくてすみます。 ウンチはもちろん大切。 出なければ大変なことですよね。体の死を示します。 しかし、出ていればいい、それだけのものにすぎない。 ウンチはちゃんちゃんと出すためにはどうしたらいいのか？ 身体を健康に保つだけの話なのですね。 で、健康な身体って何なのかというと、塚越寛さんは教えてくれます。 それは「バランスのとれた身体である」と。 つまり、健康な会社は、バランスのとれた会社のことです。
■ 脂肪とは内部留保である。
【引用】会社にとって、皮下脂肪や内蔵脂肪というのは、内部留保や贅沢なシステムに当たります。「内部留保は多ければ多いほどいい」というのは、「脂肪は多ければ多いほど飢餓に強い」と考えるのと似ています。 【出典】光文社『リストラなしの「年輪経営」』P41 著：塚越寛
脂肪の多すぎはいけません。 飢餓に強くなる？それもあながち疑問ですが、大きくなり過ぎた身体は、生活習慣病に始まる色々な病気を招きます。 また俊敏性も失います。会社としての活動が滞るのでしょうね。
【引用】逆に、脂肪が足りないと、今度は免疫力が低下して、病気にかかりやすくなります。会社も内部留保という脂肪が少なすぎては、ささいな病気にも抵抗できません。 【出典】光文社『リストラなしの「年輪経営」』P41-42 著：塚越寛
病気の菌というのは入ってきてしまうものです。 僕などはもう季節の変わり目ごとにやられている…脂肪が足りないのかもしれない。 脂肪の無さ過ぎもいけないのですね。 バランスですな。
■ 筋肉とはパワーである。
【引用】筋肉質の会社というのは、パワーがあるということです。 【出典】光文社『リストラなしの「年輪経営」』P42 著：塚越寛
筋肉にもバランスがあって、身体の方もなんとかそれを保とうとしてくれています。 でも限界があって背骨が曲がったりして、曲がることで保っていたり。 僕はテニスをしていたので、利き腕の右だけが肥大してしまいました。太くなりすぎたのですね。 バランスの悪さは姿勢に出ます。整体の先生に、 「傾いちゃってるねぇ」 右肩が下がると、バランスを保とうと骨盤の右が上がるそうなんです。もうバキバキにやられました。 SSSに行ったときも、ガンガンストレッチやられて、片方だけ妙に痛かったのを覚えています。 上半身だけ鍛えても、下半身がしっかりしていないと、上の重さに下が耐えられない。結局上を衰えさせるしかありません。右だけが強い場合も同じ。身体は傾くばかりです。 営業だけが強くても、やはりバランス。全体的に筋力が無ければそこは衰えるしかありません。
■ 血液の巡りとは情報や指示の伝達である。
【引用】血液の巡りがいいというのは、会社で言えば、社内の指揮命令系統が整っていて、情報や指示が素早く回ることでしょう。 【出典】光文社『リストラなしの「年輪経営」』P42 著：塚越寛
血液サラサラが健康の秘訣。 どろどろで遅かったり、止まったり、では健康な身体は維持できません。 僕も苦手なんだよな「報・連・相（ホウレンソウ）」。 いわれたことをすぐやるだけで、人生が変わる気がします。 会社まで変わる…と、そこまで僕は影響力ないのですけど。 利益とはウンチである。ウンチは健康な身体であれば、毎日ちゃんちゃんと出る。会社がバランスのとれた健康な身体であれば、「ウンチを出せ！もっと出せ！ウンチに生きろ！」と言わなくても自然と出てくるものだ。 ということでした。 長い文章、ありがとうございました。
