■ アイデアフレーズ
フランスの作家ヴィクトル・ユゴーは、「強い辛辣な言葉は、根拠の弱さの表れである」と言いました。貧弱な根拠を強く見せるために、相手をひどく非難することがあります。これらのことはすべて、人間関係の本当の領域、人の心の中で起きます。 【参考】サンマーク出版『もう、不満は言わない[実践編]』P44 著:ウィル・ボウエン 訳:高橋由紀子
◆ ブッダの天上天下唯我独尊
ブッダ…お釈迦様は生まれた瞬間に天と地を指差しながら数歩歩いて 「天上天下唯我独尊」 と言ったそうです。 この言葉は激しくバイクに乗っている方などが背負っている言葉ですが、
宇宙間に自分より尊いものはないという意。 【出典】『広辞苑』
です。 ブッダはそのときの一回をのぞき、それ以降は 「自分は偉いぞ!」 なんて主張しませんでした。 なぜか? 主張する必要がなかったからです。
◆ その行動の裏に隠れた心理
確かに「怒」の感情を言葉にのせて相手に伝えるときは、どこかで根拠の弱さに気づいているからかもしれません。 本当に伝わることなら、どんな言い方をしても伝わる…。 相手の心に何かを伝える手段として、荒げた感情を用いるのは控えようと反省しました。 「天上天下唯我独尊」を常に背中に背負わなければいけないのは、 「主張しないとそうは思ってもらえない」 本当の自分がちっぽけだと知っているから。 「昔はインターハイで…(今はそうは見えないだろうけど)」 「若気の至りでよく女の子に悪さしたもんだ(今はそうは見えないだろうけど)」 主張すればするほど、隠しているものが浮き彫りにされていきます。 ギャグで使うなら愉快なのですが。 携帯から失礼しました。