年末年始…里帰り、帰神した。実家に帰ると自分のルーツを思い知らされる。 そうか、この家庭で育ったのだ…と。 日頃からディテ(嫁)に 「帰ったら手洗い、うがい！」 と怒られている私だが、これは子どもの頃から言われ続けていたことだった。それでも定着しなかったのだが、実家に帰って驚いた。 誰も手洗い・うがいをしない。 そりゃ、定着しないはずだ…。 いや、それでも私の見えないところで手洗い・うがいをしているに違いない。小さい頃から、私に隠れてこっそり手洗い・うがいをしていたのだろう。 これみよがしにでも見本を示してくれていれば、私も嫁に怒られずにすんだかもしれないのに…秘密主義なのだろう。 手洗いといえば、父にハンカチを持つ習慣はまったくない。必要性まったく感じていないようだ。 家では蛇口の近くには全てタオルが設置してあるし、外でも最近は紙のタオルが用意されている。 ディテ「ハンカチぐらい持ちなさい！」 アフロ「必要ないやろ」 ディテ「マナーよ！最低限の！」 うちの父にいえばいいのである。いえまい、ははははは。 実家で本棚を眺めていた。 『Ａ型自分の説明書』『Ｂ型自分の説明書』『ＡＢ型自分の説明書』、そして『Ｏ型自分の説明書』の背表紙が見えた。ケース入りで全巻そろっていることに驚く。 そろえるものなのか、こういう本って。 アフロを含め、アフロ実家の人々は全員Ｏ型である。 それをチェックしていたのか、さすがただ一人Ａ型のディテは 「Ｏ型を読んでみようかな♪」 と手を伸ばそうとした。そこへ間髪入れず アフロ母「Ｏ型だけないねん！それ、ケースだけやわ♪あはははは」 そして『Ｏ型自分の説明書』だけがないことに、実家の人々全員があまり気にしていないような空気がある。 Ｏ型すぎる感じがした。
