アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

ディテに会いに来て

ディテ(嫁)は産育休中である。 つまり現在は専業主婦のような形態で生活しており、社会からの束縛はあまりない。 社会からの束縛がないのは魅力的にも見えるが、育児、その大事業にドップリ浸かっているのだ。 私には想像しきれない大変さがあるということは、簡単に想像できる。 大変すぎるのか、こんなことを言い出した。

◆ ディテの一言

ディテ「新聞とろうかな、と思って」 私としては新聞に懐疑的である。本当に大切な情報は周りの人が教えてくれるし(「明日ワンピースのアラバスタ編、テレビでやるよ」etc...)携帯でニュースが読める時代だ。 なんとかなっている。 しかし、ディテがいうと話が変わってくる。人に接するといえば、おいろはん(娘)しかいないわけである。 おいろはんが、 「お母ちゃん、紳助さんお疲れさまだって」 なんて言うはずがない。 また、本も買いに行けない状態だ。おいろはんの手前、テレビもつけにくい。少しばかりの娯楽を新聞に求めたのかもしれない。 アフロ「とったらええんちゃう?」 胸に詰まるものがあり、思わずそう言ってしまった。 すると、 ディテ「うち、ここぞというときにどうでもいい紙がないのよね。雨ふって靴濡れても詰めるものがありゃしない」 ちり紙代わりかい。キッチンペーパーの方が安くあがるよ。

◆ ディテの一言

ある時、友だちのヒサノちゃん(仮名)が、 「10月の○日か○か○に遊びに行ってもいい?」 とメールを入れてきたのである。 そこでディテは、 「あれ!私って10月、なんか予定あったっけ!!」 と。悲しいかな職業病である。 思わず私は、 「ねぇよ」 と言ってしまい、膝横に蹴りを入れられた。

◆ ディテの一言

またある時は土曜で休みだったので、 ディテ「おいろはんのこと、見ててくれない!平日できない買い物とかしてくる!」 といって、ラパンに乗って出掛けた。実に3ヶ月ぶりの運転である。 帰ってきたディテは、 「なんだか社会復帰したようでした♪」 といった。 それはもう、まるでシンデレラが魔法が解け帰ってきたときに呟く、 「なんだか夢のようでした♪」 そのイントネーション、そのままであった。 任せろ。社会復帰がシンデレラでいう王子様との結婚なら、私は自分の仕事を辞めてでも、お前を社会復帰させてやろう。 そう、深く胸に落とし込んだのであった。