アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

アフロ前髪攻撃

アフロ前髪攻撃する

「うぉ、アフロがジェルで前髪立ててるで!!」 そんなふうにからかわれたのは小学校5年生ぐらいのときか。 別に色気づいていなかったわけではないが、前髪を立てるようなことはする気もなかった。 「んなわけないやろっ」 「モテたいんやぁ!モテたいんやぁ!」 モテたいに決まっている。今ならまだしも、そんなことを認めるような器の大きさを当時は持ち合わせていなかったので必死に抵抗した。 「ちゃう!これは癖毛や!寝癖みたいなもんやねん!」 「じゃぁなんでいっつも同じところが立っとるん?」 「だから寝癖とちゃうくて、癖毛やねんって。こういう前髪やの。」 天パでからかわれる人もいるが、癖毛でからかわれる人間もいる。それがこのときたまたま私であっただけのことである。 どうせからかわれるなら、ということで、 「うぅわっ、またアフロがジェルでかためてきてるで」 「ちゃうわアホっ!ムースとスプレーでかためてきたんじゃ。うらっ」 「いったぁ!めっちゃかたいしっ!やめろっ!」 「うら!うら!うら!!」 「ほんま刺さる!刺さるって!おい!目に入ったぞ今!」 みたいな馬鹿なことをやっていた。 その晩のことだ。 「あぁぁぁ!買ったばっかりのスプレーなくなってるやん!…アフロっ!!」 アフロ母に前髪をばっさりやられてしまったのである。

アフロ、前髪攻撃される

先日ツイッターにも書いたが、会社のいらないものを燃やすってことを建前に焚き火をした。 今年の焚き火は二度目だが、風もなくじゃんじゃん燃えさかってよい気分だ。 その辺の落ち葉、枝も入れまくっていた。 「いい感じで燃してきやしたよ」 そんなことを言っていると先輩が、 「あれ?今流行ってるの?」 「何がですか?」 「前髪パーマ」 焼けたのか熱にやられたのか、前髪の毛先があっちこっちにくるくるになっているではないか。 サンジの眉毛もビックリである。 トイレの前の鏡とにらめっこしながら、焼けた前髪を一本一本切っていった。 どうしてだろう。切るたびに男が上がっていく気がする。 このまま切れば切るほど男前になっていくのではないか? 前髪がなくなるまで切れば、小栗旬になっているかもしれない…そんなことを考えていると、 「おぉぉい!会議はじまるぞっ」 と上司の声。 一部丸まった前髪をひっさげ、そそくさと会議室に向かうのだった。 ハサミ片手に。