アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

なら、冷蔵庫に住め

「あの冷蔵庫しか入らないような家だったら、私もう料理しないっ!」 冷蔵庫への批判なのか、すみかへの批判なのかよく判らないことを言っているのは、うちの嫁様仏様ディテ様である。

確かにうちの冷蔵庫は小さい。何せ私が大学入学で一人暮らしを始めたさいに、 「まぁ、そうたいして料理もせんやろ」 と父に言われながら買っていただいた冷蔵庫である。わざわざ「冷凍庫付き!」とシールが貼ってありそうな空気をかもし出しているのだ。ディテさんが不満を感じてもいたしかたない。 ちらかしやすく訪れやすいをモットーとした我が家なので、お客様がよく来てくれる。「宴を開こう」といらしてくれるので手土産も多い。もともとその会合で食べきってしまうはずの土産なのだが、さすがは私の友だち、 「まぁ、こんぐらい食えるやろ」 「このぐらいは飲むよな」 というのがテキトウすぎるのだ。足りないことはないが、余りまくるのである。 「残りはアフロ家で消費してなぁ。んじゃっ」 ありがとうをたくさん言いたくなるほどちょっとやそっとじゃ手に入らぬものを置いていってくれるのだが、悲しいかな、それに報いられるほどの許容量を持ち合わせていないのがうちの冷蔵庫。横向きにして入れた一升瓶が冷蔵庫の半分を占領する。 「あ…納豆が入らない…」 と中途半端になげくディテが簡単に鑑賞できる。 またこういう状況には、「泣きっ面に蜂」だか「引き寄せの法則」だか「ポアソン分布」だかしらないが、 「アフロさ~ん、いい肝が入ったの。どうぞぉ~」 「うちで鯛もらったからさ、アフロさんち刺身がいい?焼く?」 おすそわけのビッグウェーブがやってくるのだ。 こうなってきてはしょうがない、一升瓶を空けるしかないじゃないか♪という流れになり、その大きな波にのってしまうのである♪♪ そして言わんこっちゃない。酔っているときに、 「ね?れ・い・ぞ・う・こ♪買って?♪♪」 「いいよ」 という話になるのだ。 今うちには以前のそれとは100倍~2倍ほどの大きさがあろうかと思われる冷蔵庫がやってきている。

冷蔵庫出発式

写真は利用開始のセレモニーを卵で行っているところだ。冷蔵庫の中には卵だけしか入っていない。「空き部屋あり!」というシールでも貼ってありそうな空気が漂っている。その中はスペースが有り余っているのに、なんだか外は窮屈だ。いっちょ冷蔵庫に住んでみるか?