アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

過酷トモダチコレクション

任天堂の「トモダチコレクション」をやっている。 自分の友だちの顔を作り、誕生日から血液型、声色、性格にいたるまでデータを入力していく。 一番の住人は自分。 二番はもちろんアフロディテさんだ。 現在20人弱の友だちがアフロ島で一つ屋根の下、マンション内で暮らしている。 住人たちは「お腹が減った」とか「服が欲しい」とか「ゆうすけと友だちになりたい」とかをプレーヤーに要求してくる。 それをただただ解消していくゲームなのだが、妙にハマってしまうのだ。 そして今回は珍しく、ディテさんまでもがハマっている。 「ねぇ、私が服欲しいって言ってるよぉ」 「あげれば?」 「あれ?買ったのにあげられない…買えてなかったのかな?もう一回買おっ。あれ?」 「あげられへんの?…ってこれ男物やん!」 「あ、ほんとだ。じゃあこの浴衣にしよっかな♪ほいっと、あっ、あげられた☆」 無駄金を使われプンプンしているとき、事件が起こったのだ。 「ディテのことが気になります。告白してもよろしいでしょうか?」 ゲームの中でとはいえ、親友が僕の嫁に告白しようとしている。 どうしたらいいんだぁ!? いやいや動揺しすぎやろ、俺。 ディテさんと自分の仲。 ゲームの中とはいえこの関係に割っては入れまい。 「では、どこで告白したらよいですか?」 公園っと。 「どんな言葉がいいと思いますか?」 ロマンチックっと。 「では行ってきます」 公園でロマンチックにって、なんてベタな。 親友ゆうすけは夜の公園でひざまずき、ここに書くのははばかられるような歯の浮くセリフで、うちの嫁さんに告白した。 答えを待つゆうすけ。と、現実世界の自分。 カメラは満月を大写しにし、嫁の答えは… 「こちらこそお願いします」 あ…あぁ…あっ DSの画面の中で親友がクルクル回転しながらガッツポーズで飛び跳ねている。 なんだ?この画面の内と外の激しい温度差は。 普段は薄いDSの画面が、今日はやけに分厚く感じた夜であった。