アフロディテさんは、変な人である。 この人は昔から脱水症状気味らしいのだが、 ディテ「昔っからお母さんに『あんたは脱水症状だ』脱水症状だって言われ続けたんだけど、 私って『脱水少女』なんだと思っててさぁ。 あなたも思ってたでしょ？」 思うか！同じにすんな！という話である。 何を隠そうマジシャンでもある。 ２人で食べようと作ったヨーグルトを、 パク、パク、 ディテ「…だったのよ」 パク、パク、 アフロ「ちょっと…なくなりかけてない」 ディテ「あっ！話すのに気をとられてて、全部なくなっちゃった！」 耳が大きくなっちゃった！ さも自然現象でなくなったかのように振る舞い、 ブルガリアヨーグルト５００ｇ相当ぶんが、一口も私が口をつける前に消えるのである。 ディテ「あなたがとめてくれないから、お腹壊すかもしれないじゃないっ！」 知るかっ！ ディテ「なんか多いなぁと思っていたのよねぇ」 アフロディテさんの超能力はこれだけに留まらない。 私が腕によりをかけてカレーを作ったときである。 ディテ「美味し～♪、あっ！食べる前に言っちゃった」 ハエのような脳力である。 アフロディテさんは、変な人なのだ。
