アフロディーテさん(嫁)の出勤前、唯一の楽しみはコンビニで一息つくこと。 ディーテ「それが奪われるなんて…夢にも思わなかったわよ」 帰宅するなり思わせぶりな語り口調…だが、鼻息の荒さが隠し切れない。 …どっちかにすればいいのに… ディーテ「ちょっと聞いてるの！？…かしら？」 アフロ「あぁ…おうっ」 ～～ 私がね、コンビニで缶コーヒーを買って、 「よし行くぞっ」 って気合いを入れるのは知ってるわよね？ うん、それでね…違うっ！ ちょっと最後まで聞いてよっ！！ プシュッて開けるじゃない。 そしたら買った缶コーヒーの上に虫が乗ってたの！ しかも飲み口のところよ！？ いやいやいや、そのくらいだったら払って飲むわよ、私だって。 でも手でのけるのもイヤだなと思ったの。 フーって吹いたら… 「アアァァ…」 コーヒーの泉の中に虫さんが墜ちていったわ。 ～～ アフロ「そんで飲まずに捨てたと」 ディーテ「そう」 アフロ「悪いの誰？」 ディーテ「え？虫…もとい、アフロ」 アフロ「えっ！？…」 寝耳に水…いや、寝耳に溶けたロウとは、このことである。
