アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

妖怪人間ベロに『モテ名言セラピー』

3時だ。 れいによって休みの朝は早く目を覚ます。 休みは長い方がよい。 前回1時に起きたときは失敗した。 昨日が終わったのかどうか、休みが始まったかどうかも曖昧なままで、 なんだか早起きして休日が長くなったというより、平日が間延びしたような感じがして、結果損をした気分になってしまったのだ。 さて3時だ。 とりあえずドライブにでも… 玄関で靴を履き、ふと気がついた。 変質的ルックス 人間に会わないだろう時間にしてもこれはない。 髪の毛は妖怪を感じた鬼太郎(妖怪人間ベロでもいいし、もうこのさいベムでもベラでもいい)になっているし、 服装だって上はジャージ、下はパジャマ、靴はビジネスマンの命、革靴である。 ちぐはぐさは押しも押されぬ妖怪レベルだ。 今私の靴はこれしかないので変えることはできない。 靴に合わせば、スーツか? とりあえずジャケットを羽織ってみると… ちぐはぐさが妖怪レベルから神の域に達した気がする。 いよいよ人間に戻れなくなってきた。 人間に会わないだろう時間だ、結局元の格好で出ることにした。 裸という意味ではない。 そういえば今日もアフロディテさんはお仕事。 缶コーヒーでも買ってあげるかなとローソンによる。 実はローソンには初めから寄ろう思っていた。 読みたい本があったのだ。 本田宗一郎さんの『やりたいことをやれ』も読めたし、買ってもええよな…これ… モテ名言セラピー 先日の話だ。 「…」 あのときの訝しんだディテさんの目は忘れられない。 「名言セラピーシリーズは全部読んでんねんで」 「ふーん」 「ひすいこたろうさんの文章は何ていうか、その、情報の出し方がうまくてね」 「ふーん、モテ、、ね」 「うん、今回は、まぁ、いいかな」 「…買えばいいのに…誰にモテたいんだか…」 やっと買えるのである。 缶コーヒー2本と『モテ名言セラピー』を持ちレジへ。 うかつ、人間の店員に会ってしまった。 「はい…あ、えぇ…」 店員の目が下から上に素早く2回上下した。 「1260円…」 「缶コーヒー代は?」 「あっ!失礼いたしました。1500円になります」 店員の動揺に動揺する。 早く人間になりた~い。