■ フられ落ち込む
嫁にフられたことがあります。 ラブラブで付き合っていましたのに、なんだか雰囲気がすぐれないなぁ… まぁバイオリズムみたいなもんで、また上がってくるだろ。 呑気に構えてたら、 「ねぇ…別れよう…」 五年の歳月が走馬灯のように流れる中、彼女は去っていったんですよ。
■ 変な立ち直り方
その後の私の行動なんですが… あれは今考えても変だと思うんですよ。 私、恋愛映画を観まくりました。 それもハッピーエンドっぽいものばっかりですよ。 もうね、これでもかってぐらい映画館で観ぃのDVDで観ぃの。 「ギャップに落ち込むって判ってて観てるよ、もちろん」 そう友だちに話たとき、 「自虐的すぎやぞ…Mか?お前は」 確かにそうだ。 自分はMかもしれん…落ち込んでいるところにさらに鞭打つ映画を見るなんて。 自分が違う世界に入ろうとしている中、 なんだか同時進行で立ち直ってきたんですよ。 そして後にこれが意外と立ち直るのに効果的かもしれない、そう思わせてくれる本に出逢ったんです。
■ 「1日30秒」でできる新しい自分の作り方
音楽を聞いて気持ちをコントロールすることはよくあります。 リラクゼーションの曲を聞き安らいだり、 格闘家が入場のときに使う曲で闘争心をかきたてる、あれです。 落ち込んでいるときはどんな曲を聞いたらいいのでしょうか? 元気が出る曲? それでもOKなんですが、意外とさらに落ち込む曲を聞くのもいいみたい。 【引用】 さらに高度なテクニックとして、落ち込んだ時に「さらに自分を落ち込ませる」曲を聴くというのもあります。
【出典】 『「1日30秒」でできる新しい自分の作り方』 著:田中ウルヴェ京
なぜ効果的なんでしょう? それは、
「落ち込むことに決める」という感覚になると、逆に、自分に対して冷静になれるのです。
面白いですね。 でも確かにそうなんですよ。 私の場合は失恋映画を観ていたわけではないですが、 「よし、泣きます。もう泣きまくります」 と決めて恋愛のハッピー映画ばかり観ていたんですね。 冷静そのものでした。 あまりのギャップに現実を受け入れちゃってまぁ。
■ 落ち込んでいいんです
落ち込んだら、もう別に無理して立ち直らず心行くまで落ち込んでみませんか? 映画を使ってもいいですし、本、音楽もいいですね。 落ち込んで落ち込んで落ち込みまくる。 泣いて泣いて泣きまくる。 あ、今、自分落ち込んでるんだ… 冷静になることができれば、現実を受け入れるのもそう難しくないかもしれません。 「よし、私今から落ち込みタイム!」 それがあなたの一番の薬になってくれるはずですよ。 この記事があなたの役に少しでもたてば幸せです。 素敵な本を書いてくれた田中ウルヴェ京さん、ありがとうございました。