この間の記事、「あなた(女性)に男が話しかけてくるとき」で引用させてもらったのですが、再度引用。
【引用】男は、何か目的がないと時間とエネルギーを使いたいとは思わないのです。ひとりの女性を目の前にして、特別何も欲しいと思わないなら、その女性とわざわざ話をしたりしません。 【出典】中経出版『世界中の女性が幸せをつかんだ魔法の恋愛書』P78 著:スティーブ・ハーベイ 訳:クレア&イチロー
恋愛で、とりあえずの盛り上がりを迎えれば多かれ少なかれ男は冷めていくのでしょう。 目的が達成された…ということになればね。 でも安心してください。ただ冷めたのではありません。
■ 男がそっけなくなるとき
【引用】恋愛の初期の、ある種の衝動的な盛り上がり期間を過ぎて、相思相愛の第一段階のゴールを迎えると、男性脳は、がぜん怠け者になる。 けれど、ここが肝心。男性脳としては、信頼で結ばれ友情を育むモードに入った証拠でもある(女性脳から見れば、「勝手に」入ってしまうのだけどね)。 【出典】新潮文庫『恋愛脳』P39 著:黒川伊保子
なるほど…と。 確かに僕と愛しの嫁との関係を見ても、衝動的な盛り上がりの時期(あったのか?)は、とうの昔に過ぎております。 嫁にしたって「賢一との関係って、『夫婦』っていうか『恋人同士』っていうか『父娘』?『姉弟』?いや、『親友』か。『マブダチ』ってやつよね♪」 と言い放ちやがります。
そっけない彼を見ると、恋が冷めたように感じますが(実際そうかもしれませんが)彼は、より信頼関係を結ぶ段階に入ったのですね。 で、信頼関係やら友情は恋心より上やと男は思っている、と黒川伊保子さんは言います。 その通り…な気がする。自分としては。
でも、急にそっけなくなったら、 「あんなにマメに電話してくれていたのに…」 「付き合う前は毎朝毎晩メールくれたよね…」 それって、 「飽きたのかな…私に」 なんて思ったりしますよね?
でも、大丈夫。黒川さんのアドバイスは…
■ 彼が私に飽きたのかな?と思ったら
【引用】「彼は、私に飽きたのかしら?」などと思う必要はないのである。「彼は、私に安心したのね」と思えばいい。「ほんとにもう、私のことが好きなんだから。こんなに油断して、おばかさんね」を付け加えてもいい。 【出典】新潮文庫『恋愛脳』P40 著:黒川伊保子
とっても素敵じゃないですか? この思考のチェンジ。「飽きた」なんて思わずに「安心したんだ」って思えばいい。 「おばかさんね♪」…これは思われるだけじゃなくて、個人的には言われたい単語ですなぁ。
奥さんにドキドキするのも大切なことだと思います。 でも長い関係を築いていく上で「安心する」といことはもっと大切な気がしませんか?
男としては「いつ何時フられるかわからない…デートで失敗したらアウトだ」なんて常に神経をすり減らしていたら生きていけません。 おちおち仕事にも出てられへん。
長期の関係を結べる女性というのは、自分のことを受け入れてくれたり、自分の安全基地になってくれていたりする、安心をくれる女性なのだと思うのです。
「安心ばっかりじゃ、ただの慣れで、冒険したくなるんじゃないの?」
それが「飽きたかも?」の発展系ですね。
■ 飽きたかも?から「他に女が?」
「飽きたのかな?」
という思いが発展していくと、人は浮気を疑うようになります。 想像で、「あ、あの友だちとこの間あっていたよね…もしかしたらそのとき…」 とか考えたりしてね。
【引用】女性脳にとって厄介なのは、「他に好きなひとが出来たのかも?」という妄想に捕らわれたとき、ではないだろうか。このときも「気にしない」が正解である。本当に他の女性に気を取られていても大丈夫。機嫌良く、彼の繰り返しを無邪気に信じていればいい。そういう存在を男性脳は裏切れないのである。よそで新たな誘惑にからめとられそうになっても、ちゃんと帰ってくる。 こと恋愛において女性が勝つキーワードは、美しさでも若さでもなく、「気にしない」なのである。 【出典】新潮文庫『恋愛脳』P40-41 著:黒川伊保子
男の僕がいうと勝手な感じがしますが、言っているのが女性の黒川伊保子さんですから、信じてください…なんてね。 気にしない方がいいでしょう。
考えたってしょうがないし(それでも当事者としては考えちゃうのですけど)、何より不健全じゃないですか。 相手への不信が呼ぶのは関係の破壊でしかありませんから。
『依頼人を本当に信じるために疑っているんです。』
なんて法曹界だけの話にしてもらってね。 それに男は…
■ 男は自分の気持ちをよく認識していない
【引用】男は、共有する時空に飽きたくらいじゃ、その女を嫌いにならないからだ。男性脳は、機能上、「自分の気持ち」にとても鈍感なのである。一度情の通じた仲なら、女が嬉しそうに傍にいる限り、男は女を自分からは嫌いにはなれない。 「自分の気持ち」がすべての機軸である女性脳からは、ほんとうにまったく想像を絶するけれど、男性脳は「自分の気持ち」をあまり認識しないまま生きているのである。 【出典】新潮文庫『恋愛脳』P28 著:黒川伊保子
相手のことが好きなら、相手を疑うより、自分が機嫌良くいることに意識を向けるのが一番なのかもしれません。 その方が末永い、素敵な関係を結べるような気がします。 男なんて「飽きたかどうか」よりも、結局のところ「その人といて居心地がいいかどうか」で関係を続けているのだから。
ただ、あまりのそっけなさに耐えられないのなら… 本当に浮気をしていて、もう許せない!!というのなら… そのときは…ね。
なんだか男ってズルいなぁ。すみません、男で。
長文、ありがとうございました。 あなたによきことが雪崩のごとくおきますように。