[caption id="attachment_1617" align="aligncenter" width="500"] 「ねぇねぇ、うちは給食費払わなくていいの」
「いいのよ。たのんでないし…それに…鳥だもの」[/caption]
2011年2月16日、2月23日と二週にかけて紹介された情報です。話は尾木直樹先生。
【引用】5千何百人も今、休んでいる先生方がいたりね。1年以上。 【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年2月23日放送)』話:尾木直樹先生(教育評論家)
2005年頃からだそうです、このモンスターペアレントの問題が出てきたのは。
5000人?1年以上も休んでいる先生が? 給食費が払えない…、先生を替えてほしい…、
一つ一つの「親御さんvs学校」にも色々な背景があるのだと思います。 親が子を思う気持ちが、学校へのきつい態度に出る。 でも、それでも「なんて人だ…」という親はいるのでしょう。
「もしかしたら自分は『モンスター』かもしれない」というような謙虚な気持ちをどこかに持っていないと、いつでも自分が『モンスター』になってしまえるな、と感じています。
■ モンスターペアレント第5位 自分の子に異常に過保護な親
【引用】「通知票をすべて◎にしろ!」と強要する親 【我が子中心型】なんでも自分の子どもを中心に考えてしまう過保護で過干渉な親のことですね。 【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年2月16日放送)』話:尾木直樹先生(教育評論家)
人数的に多いのはこれだそうです。
番組で紹介されていた親御さんの発言は以下の通りです。
「子供が心配なので私達も修学旅行に行きます」 「うちの子には女性の担任は合わないから男の先生に替えて下さい」
我が子がかわいくてかわいくてしょうがないと、周りが見えなくなってしまうのかもしれません。 バランス感覚を持ちたいな…。
また、今は女の先生で結婚したての先生がくると嫌われるそうです。 なぜか?
妊娠すると産休に入ってしまうからです。 入試の前の内申書を書くときに新しい先生に替わられたら困る…とかね。 それでも少し前はお母さんがプンプンしていても、「そうはいってもお前…」とお父さんが止めることが多かったそうです。
でも最近では母親と一緒に父親も抗議しに来るのが特徴的で、これを「ダブルモンスター」なんて言ったりするそうです。
親が過保護なら、まだいいかもしれない。 次は、その逆です。
■ 第4位 自分の子に無関心な親
【引用】学校での様子を報告すると「この子に興味が無いんです」と平気で言う親 【ネグレクト型】子どものことにあまり関心がなくね、子育て全般が放任状態の親で、実は児童虐待っていうのが今4万数千件で大変増えていってるんですが、そのね、土台にあるのがこれです。 【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年2月16日放送)』話:尾木直樹先生(教育評論家)
番組の例は、
「お母さんパチンコ行くから、あなた、お兄ちゃん学校休んで妹の面倒見ててね」
というもの。 憲法…違反…かな?これは。 教育を受けさせる義務の放棄。
【引用】愛の反対は、憎しみではなく、無関心だといわれます。 憎しみは、まだ裏に愛があります。 しかし、無関心に、愛はありません。 児童虐待の現場では、放置(ネグレクト)された 子どもの怒りは、暴力を受けた子どもに 勝るとも劣らないことが知られています。 【出典】1万年堂出版『子育てハッピーアドバイス』P29 著:明橋大二
保育園で相当多いそうです。愛の反対…無関心。
ボケたときに激しくツッコまれるより、何もなかったように流されるのが一番ツラい…のは僕だけでしょうか。 そんなこと言ってる場合じゃないのが、ネグレクトの深刻さです。
【引用】ネグレクトされてる子どもっていうのは、もうね、それが当たり前になってて、ネグレクトされている子どもほど、お父ちゃんとお母ちゃんを大事に思ってるんだよね、逆に。だから、もうダメなんだよ。ほかの言うこと聞かない。 だから、いってみりゃマゾの心境になってるんだよ子どもなのに。ちょっと時々優しい言葉をかけてもらうともうそれでもって離れられなくなっちゃう。 それがもう小さいときからならいしょうになってんで本当にかわいそうなんだよ。だからなかなか救えないんだよね、ネグレクトされてる子っていうのはね。 【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年2月16日放送)』話:池田清彦先生(生物学評論家)
そんな子にしてしまうなら、反抗して反発して「お父さんなんか嫌い!」って言う子になってほしいと思います。 嫌われた方がいいや。
■ 第3位 学校や先生に何でもお願いする親
【引用】遠足の時に「お弁当を作れないので作ってくれ」と担任にお願いするお母さん 【学校依存型】学校に何でも頼んできてしまう。本来は家庭でやるべき雑事をですね、平気で学校に頼んできてしまう。 【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年2月16日放送)』話:尾木直樹先生(教育評論家)
お弁当か…。 先生の方も作ってしまうそうです。
「そんなの断ればいいのに…」
というわけにもいかない。 その子が結局お弁当なしで遠足に来てしまうから。 それを先生は不憫に思って…。
他の例として、
「朝起きられないので、子どもを毎朝起こしに来て下さい」
モーニングコールのお願い。 うちの母親は教員をしていましたが、していたことがあるそうです。 友だちの教員も、やっていたと…かなりの確率ですね。
■ 第2位 要求を通す為、権利を振りかざす親
【引用】「給食が必要だと言った覚えはない」と給食費を払わない親 【権利主張型】自分の権利をうんっと全面に出してくる。自分の要求を通すために法律だとか権利を振りかざしてくるようなタイプの人。 【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年2月23日放送)』話:尾木直樹先生(教育評論家)
例としては、
「セクハラで訴えます!」
というもの。 そして、
「携帯を取り上げた分の基本料金を日割りで負担して下さい」。
なんとこのタイプは、ケースとして全国で一番多いらしいです。
給食代を払わない…払えないのではなく払わない。 NHKの未払いと同じような感覚なのですかね。
未払いの総額はいくらだと思いますか? 26億円だそうです。 いったい、誰が負担しているのでしょう? …先生が立て替えてる?給食センター?自校給食の場合は??? 26億も?
そしていよいよ第1位。いままでの全てを網羅してしまう深刻さだそうです。それが…
■ 第1位 常識と非常識の区別がつかない親
【引用】「野球の練習の邪魔だ」っていうので校庭にですね、重機を持込んで勝手に芝生を全部バッと剥ぎ取っちゃった。 【ノーモラル型】常識と非常識の区別がついていない親御さんのことを言います。 【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年2月23日放送)』話:尾木直樹先生(教育評論家)
深刻度ではナンバーワン。全部まじっている。
「名前を書いたからネットオークションに出せなくなったので弁償して下さい!」 「先生、お金を貸してくれませんか?」
やはり、自分にモラルがあるという自信がありませんので、「ノーモラル型」は危険です。 限りなく自分が陥りそうです。 あなたはどうですか? 「そんな親、いんのか!?」と笑ってられますか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 あなたによきことが雪崩のごとくおきますように。