■ 随所に主となれば立処皆真なり
【引用】「随所に主となれば立処皆真なり」−臨済禅師が修行者を前に言った言葉です。 自分が置かれた境遇や立場の中で、常に精一杯の努力をする。その場においては自分自身が主人公になって取り組む。 【出典】三笠書房『禅、シンプル生活のすすめ』P83 著:枡野俊明
スピンオフの映画が一時期たくさん放映されていたような気がします。 映画、ドラマ本編で主人公ではなかった人、つまり脇役の人が主人公として登場する、そんなスピンオフ(続編)です。 仕事において、千石は常に脇役化しております。 僕を脇役化させているのは誰か?社長?仕事を割り振る部長?先輩? いやいや、それはどうも千石本人のようです。 〈随所に主となれば立処皆真なり〉 臨済禅師の言葉ではないですが、 「まぁ脇役やし、言われることやってりゃいいや」 と常に受け身な千石は、自らを脇役としてしまっているのですね。 精一杯、一生懸命サポートしよう!と、 「これ、僕がやったらいいですか?」 「それは、こうしていけばいいですかね?」 自分から仕事を探していけば、仕事本編では主人公でなくとも、そこからはスピンオフ、その部分その場その場で自分を主人公にしていくことができるのだと思います。
■ 仕事に飽きないとっておきの方法
【引用】仕事に飽きてしまわないためのとっておきの方法があります。 それは、今携わっている仕事の中から、すでに次の仕事につながる芽を見つけておくということです。(中略) 仕事に携わっているときに、自分がおもしろいと感じたのは、どの部分だったか。複合的な仕事を最小単位まで分解してみると、次に自分のやってみたいことがはっきりしてきます。 今の仕事の中には、必ず次にやりたい仕事の「芽」があるはずです。 【出典】サンマーク出版『枠からはみ出す仕事術』P127-128 著:美崎栄一郎
仕事を細分化した部分部分に目がいくようになってくると、その中で自分にあった仕事というのが見えてきます。 「インタビューを記事にする」 ざっくりと認識している仕事は、 ・インタビューする人に電話でアポをとる。 ・インタビューをする ・テープおこし ・記事にする 小さく分けることができます。まだまだ分けるなら、最初のアポを取るだって、 ・電話番号を押す。 ・電話で失礼のないように話をする。 ・承諾を得られるように話をする。 ・スケジュールを調整する。… 小さく小さく分けることができます。 すると、ざっくり大きく分けたときには気づかなかった、自分の得意分野がみつかる。 一つの仕事を10にわけて、そのうち9苦手だったら、全体的に「この仕事苦手〜」となってしまって当たり前。 でも10に分けたからこそ、 「これは得意なんだよ、俺♪」 1の得意に気づくことができます。 後は、その「1」である得意な仕事を取ってくる。 「それテープおこしですか?僕得意なんでやりますっ!!」 すると「テープおこしの仕事なら千石」みたいになってなってきて、得意な仕事が集まるようになってきます。
【引用】目の前のことを一生懸命やっている人は、それが次の良縁につながります。多くの場合、その楽しいことは今、目の前にあることがきっかけになっているのです。 【出典】三笠書房『禅、シンプル生活のすすめ』P83 著:枡野俊明
大きくざっくり、なんとなく仕事をやっていると気づけないかもしれません。仕事にも飽きてきます。 でも有意注意で目の前の仕事を一生懸命やっていれば、小さな得意を見つけられるかもしれません。 それが良縁となって、楽しい仕事が回ってくるようになれば、仕事に飽きる状態も少なくなるのではないでしょうか。 スピンオフして、自分を主人公にしていきましょう♪ ありがとうございました。