by:Hamed Parham 浮気をしたことはありますか? 逆にされたことは? したことがあるかというところはおいておいて、私の場合されたことが何度かあります。何度か… なんでしょうかこの告白、とてつもなく悲しくなってきますね。 自分が限りなくちっぽけに思えてきます。 浮気をされると傷つきます。 体験として人はそのことを知ってしまっているので、どうして傷つくのか?というのをなかなか考えません。 その辺りをつっこみながら、どうして浮気をしてしまうのか?というところに切り込んでいきましょう。
■ まず人の欲について
三大欲求は、食欲・性欲・睡眠欲ですね。 もう一つ四番目の欲を挙げるとしたらあなたは何を挙げますか? こんなリストがあります。
【引用】【出典】創元社『人を動かす』 著:デール・カーネギー 訳:山口博
- 健康と長寿
- 食物
- 睡眠
- 金銭および金銭によって買えるもの
- 来世の生命
- 性欲の満足
- 子孫の繁栄
- 自己の重要感
この中で、なかなか満たすことができず、なおかつ食欲やら睡眠欲級に人が満たしたがっているもの…それは八番目の「自己重要感」です。 「上様にほめられたでござる!己は、仕官先にとりて大切な志士なんじゃ!」 「嬉しいっ!彼氏が『お前がいないと生きられない』ですって♪もぅ、私がいないとダメなのねぇ~ん」 上司に褒められたりして社会にとって自分が必要なんだと感じられると嬉しいもんです。 彼氏彼女に必要とされればやっぱり喜んでしまいます。 それは自己重要感が満たされるから。 いい車に乗っていると「こんな車に乗れるなんて俺はすごいっ!」 いい家に住んでいれば「こんな家に住めるなんて俺はすごいっ!」
【引用】いい車に乗ったり、一戸建ての家を買ったりすることも、形をかえて自分の自己重要感を満たそうとする行動なのです。おそらく、人間はこの自己重要感を追い求めて生きているのだと思います。 【出典】講談社『斎藤一人の絶対成功する千回の法則』 著:斎藤一人
きっと四番目に挙げるなら、この「自己重要感」なんでしょう。 モノにたとえて申し訳ないですが、人は自分の商品価値を上げたがっているのですね。
■ なぜ浮気をされると悲しいのか?
浮気をされると悲しい理由は、この「自己重要感」というか「自己重要度」がじるしく暴落してしまうからです。 「この人が自分のことを必要としてくれているわ」 そんな風に満たされていた自己重要感。それがいっきに空洞になってしまう。 言ってみれば超空きっ腹、超睡眠不足状態です。 「そっか…あっちの人でもいいんだ…」 浮気をされると、自分の商品価値が暴落したように感じる。 満たされない気持、苦しいに決まっています。
■ なぜ浮気をしてしまうのか?
モテたいという気持も「自己重要感」を満たしたいからです。 「いろいろな人から好かれ、引っ張りだこよ」という状態は商品価値がとっても高くなっている気がします。 だから浮気をするということもあるのでしょう。 また、相手の重要度を下げると自分の重要度が上がったような気がします。 「お前のそこがいけないんだよ」 批判をしてしまう心には、相手を下げることで「自分の方が上だ」「商品価値がある」と思いたい、そんな心が隠れています。 比較対象の価値を下げれば自分の価値を感じられる。 浮気にもそういう面があります。 浮気をして相手の価値を下げれば、自分の価値が上がったように感じるのですね。 自己重要感が満たせます。 あぁ少し長くなりそうなので、ここで一回切ります。 次回は違う角度から「なぜ浮気をしてしまうのか?」というのを考えていきたいと思います。 おつきあいいただき、ありがとうございました。