最近、前日から
「明日は文句一つ言わず仕事に向かう」
と宣言している。
宣言しなければイヤイヤ病が出るのだ。
早朝からグチを言う相手がいるという幸せ病でもあるのだろうな。
一人なら口に出さない。
で、無事仕事に行ったのだが、試験監督をしている最中に
ブブブ
携帯がバイブした。こんな短いバイブはLINEしかない。LINEの相手は9割がたディテ(嫁)さんである。こんな仕事中に連絡があるなんて、何か起こったに違いない。
「今すぐ帰りたい」
一瞬で帰るモードに切り替わるのだから、職務怠慢にもほどがある。
休憩に入るやいなや、携帯電話を確認する。
やはりLINEであった。
ディテ
「車が、うんともすんとも言わなくなった」
ディテ
「ドアも自動にならないし、鍵の明け閉めもできないの…。もちろんエンジンもかからず(TT)どこに連絡すればいいんだろ…
国語科のディテさんが「明け閉め」なんて言っている。相当焦っているのだろう。
車が動かないなんて、いろは(娘・3歳)や太一(息子・1歳)に何かあったらどうするんだ。
「今すぐ帰りたい…家族のために」
電話した。
アフロ「バッテリーが上がってるんかな。こっちでJAFさんにかけてみるわ。俺、帰ろうか?家族のために」
ディテ「ありがとう。電話お願い。帰ってこないで、クビにならないで、家族のために」
JAFに電話したところ、
「アフロさんがその場にいるのなら、かからないお金も、奥様が入ってない場合は実費となりますが。」
といわれ、もう一度ディテさんに電話する。
ディテ「そう。じゃあ明日土曜日にお願い。今日一日車いいや。メグ(ディテさんの妹)も来てくれたし。…あなた帰りたいだけでしょ?帰ってこないでちょうだい。」
どうしても帰れないようなので、しっかり仕事をすることにして、職場でアナウンスをした。
「えぇ、どなたか、車のバッテリー上がったときに救済するアレ、持っているかたおられますか?うちの奥さんが、車のバッテリー上げてもたようなんです」

中村さん(仮名)に貸してもらい、家についた21時頃、
バチバチッ
夜な夜な復旧作業をしましたとさ。