「エアリズム、とてもいいらしいよ。アフロ、そろそろ下着買ったら?」 とディテ(嫁)さんがいうので、ユニークなクロッシーズが売られている店にいったのだ。
■ アフロの買い物
エアリズム…下着を選ぶのに2分もかからない。 一瞬で私の下着を選び終わると、 ディテさん「私もエアリズム、見てみようかしら」 いろは(娘・3歳なりたて)「いいんじゃない」 あ、そこから許可がおりるんだ、と思いながら、一応私も 「いいんじゃ…」 と言い終わる前に、いろは、ディテさん、ディテさんに抱かれた太一(息子・1歳なりたて)がWOMENコーナーに消えていく。
■ ディテさんの買い物
あわてて追いかけると、上と下で物色がはじまっている。 上ではディテさんが、 「やっぱりブラトップがいいなぁ」 下ではいろはが、 「かわいい~、これ、かわいい~」 もういっちょ前に母娘のショッピングやないか…。 ゆっくり選べないということで、太一と、一応いろはをつれ店内設置のベンチへ。 数分後。 「これどう?」 形が気に入ったものを二色持ってきたのだが、茶色と灰色で何か枯れてるか焼かれきった後のようなイメージしかわいてこず、そのまま言うとシバかれそうだったので、 「色がなぁ」 と、茶を濁してみた。 「そう、黒がなかったのよねぇ」 よし!正解コメントやった!…かなり気をつかっているのだ。 「ぱじゃまも見てみたんだけど…」 え?ぱじゃまも?と思ってるうちに、 「いいんじゃない」 と、いろは。またそこから許可がでるのか。 「見てみて♪」 と、いろはの手をひいていく。 出遅れて、その後ろをいそいそと、カート太一とともについていく。
■ 続・ディテさんの買い物
ついていくと、 「これいいじゃん!」 と、ダルメシアン柄のブラトップ・エアリズムをいろはが持っている。 「いろはが言うなら、これにする♪」 え?決まったの? さらに、ぱじゃまも、 「パイル生地がいいんだよなぁ~。これなんかどう?」 水色の涼しそうな短パン上下セットのぱじゃまを手にとっているディテさん。 アフロ「あ、…」 いろは「かわいい♪いいねぇ♪」 ディテ「これにしよ♪」 ま、かわいいからいいのだけど。 アフロの買い物のためにきたはずの服屋からの帰り道。 後部座席から、 「ぱじゃま着てみよっかなぁ♪」 と、冗談かと思えば、バックミラーをのぞくと、上半身ぱじゃまになったディテさんが映っている。 「え!?」 「いいねぇ!おかあさん、かわいいかわいい♪」 「へへへぇ~♪ありがと、おとうさん♪」 …。家に帰るまで、買ってもらったものを開けるの我慢できない子どもか!? と思いながらも、最後の「おとうさんありがとう」の言葉にイチコロ、やられてしまう私でしたとさ。 俺の下着、買いにいったんやけどね。