少し離れた場所にいる愛妻に、ラブレターをメールで送る…でも、いくら待っても返事は返ってこないのだろう。 私のことを愛せなくなったわけではない。 仕事が忙しいわけでもない。 ただ、 ディテ(嫁)の携帯がここにあるからだ。 ピピ、ピピ、ピピ 私からのメールの着信音が茶の間でむなしく響く。
アフロ:ばーか
シロキチと妹子は目を閉じたまま、少しだけ耳をこちらに向けた。 自分で返信してみようか?
ディテ:なんでそんなこというん?私はこんなに愛しているのに…
そうか、キミは関西弁を使わないのだったね…やめよう、こんなむなしいことは。 …年賀状がキレました。 元旦に届かなかったらすんません。