◆ みみなしほういちが登山
昔々あるところに、登山を控えた美しい青年がおった。 「日焼け止めばっちりやで」 帰ってきたら、やたら耳だけが真っ赤である。 世に完璧などないのだろうか… 塗り忘れたのだ、耳だけを。 数日後、彼の耳が一皮剥けた。 耳の卵肌ぶりが加味し、美しさに磨きがかかったそうな。
◆ みみなしほういちがバーベキュー
昔々あるところにバーベキューを控えたハンサムがおった。 「よし、虫除けバッチリやぞ」 やはり世の中に完璧はない。 プーー…ン、パチン！ プー…ーン、バン！！ 「どうしたんだろう、やたらと俺の耳に迫ってくる」 酔い、眠気にやられ気を失って無防備になったが最後。 「耳がこんなに大きくなっちゃった！」 耳顔比率がよりハンサムに近づいたそうな。
◆ 編集後記
リアルみみなしほういち、いかがだっただろうか。 言うまでもなくこの話はフィクションではなく、言うまでもなくこの美しい青年、そしてハンサムとは私のことである。 本日は友だちの結婚式。 そヤツにこの記事を捧ぐ。 あ、いらん？
