世の中色々な仕事があれど、日常を燃やす仕事はそうないと思います。 ある意味で…って意味でね。 出版社に潜入して、『働きマン』見習いを一週間やらせていただきました。 1日があっというまで、編集部のどの仕事をしていても充実を感じています。 「読プレ郵送」 最高ですね。 何か幸せを贈っているような錯覚を起こします。 もともとプレゼントをして驚かせるのが好きな方なので、これは楽しい。 「はい、あなたにダイエット30日お試しセットをお送りしますっ!」 梱包して、つめて、プリントアウトされた手紙を一通入れ送るのですが、 勝手に一言書いてみます。 「○○様、応募ありがとうございます!またお願いします♪」 読プレにも様々ありまして、漬け物、芳香剤、バック、ソース…おおっ!っと思わず声を上げてしまったのが、 「稲川淳二DVD」 夏の企画で怪談系のものがあったのでしょうか。 こちらもプチプチでくるみ、つめて、プリントに一言 「○○様、応募ありがとうございます!秋の夜長にこの一本?」 と、そんなことをしていたら、 「まだですか?すぐ終わらせて…いや、もうそっちはいいので、こっちをお願いします」 編集部の先輩にピシャリと言われてしまいました。 梱包といえば、雑誌の出荷時期が木曜に重なったようで、 この日は一日中雑誌を袋にダンボールにつめていました。 「わぉ!20冊のお買い上げ!ダンボーールっ」 「おっ、5冊ですね!S袋出動!」 納品書を入れ、ポップカードを入れ、次回のFAX注文書に、返信用封筒も一緒につめます。 10時からやって昼をはさみ、いつのまにか夕方。 4時を過ぎた頃になってくると、さすがに頭がぼーっとして雑誌だけ入れて梱包してしまったり、 ヒドいときには、 「うおぉぉおぉ納入書だけ入れて綴じてもたぁ!」 そんな叫び声が上がります。 一日中外で仕事をしたと思ったら、金曜は一日中パソコンモニターと雑誌を「往復にらめっこ」。 雑誌の一部が画像データしか残っていないらしく、それをテキストにおこします。 旅行雑誌だったので、旅館ごとに「キャッチコピー」「紹介文」「電話番号」「住所」「プラン別費用」「施設説明」などをエクセルにタイプ。 午前中に終わるかなと思っていたら甘かった。 …11時…2時…いつのまにか夕方5時になっても終わりません。 これまたさすがにハイになってきて、 「なになに、300年前からある老舗で、…ほう、露天風呂付きの客室が人気かぁ。 あくまで日常の延長として寛げるように…って、 日常に露天風呂ねぇーしっ!エンチョーしすぎぃー」 とかツッコミつつ頑張りますが、読み返してみると、 「…あくまで自分の家のように寛げることを考えたという客室は、 日常の炎上が上質に演出されている。」 日常が…燃えている…ハハっ…ハハハハハハっ… 営業の方が 「アフロ君、、だいじょうぶ?」 声をかけてくれました。 アフロ、生きてます。 日常の炎上を演出しながら。
今日も最後まで、ありがとうございました。