「いいなぁ~朝からテレビみながら、おかし食べてたんだ」
寝起きの悪さ、お腹が減っていると悪くなる機嫌、そのダブルパンチで娘が怒っている。
その矛先は、母親に向けられた。
こういうとき、どうしたらいいんだろう。
早朝から起きて家事をし、その合間にテレビを観て菓子をつまむ。
嫁の些細な楽しみだ。がんばっているのだから、それぐらいのこと何が悪い。がんばっていなくてもテレビを観ながら菓子をつまんでいる者もいるのに(私だ)
「あぁ、そうですか。じゃぁ映画や、テレビみるときにお菓子食べるの一切やめようね。ごめんね。もう絶対しないわ」
暗に「お前もやるなよ」という意味がこめられている。
それが分からぬ娘(7歳)ではない。
火蓋は切って落とされた。
真ん中にいる私。
こ、こういうとき、間に挟まれた父はどうすればいいのだ。
【引用】娘は、母親にとって、頼もしい女友達であると同時に、かなり手ごわい同居人なのである。
その妻と娘が対立したとき、男がとる道は、ただ一つ。あくまでも、妻の味方をすることに尽きる。
娘のものまねしながら言ってみた。
「ごめんね、おかあちゃん。ただ寝起きで機嫌が悪いだけなの♪
朝ご飯食べて3分たったら復活する機嫌なの。だからゆるして♪
こんど一緒にテレビみながらお菓子食べようね♪」
「私そんな言い方しない!それにきげん悪くない!!」
わ~る~い~じゃ~ん
「あなた、どっちの味方なの?」
お~ま~え~の~じゃ~ん
つ~た~わ~ら~ねぇ~
ってか、矛先両方こっちかよっ!
修羅場は続く。ばいちゃ☆