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都々逸の作り方(どどいつの作り方)【超初級編】

お前が作れるのかって?
作れないんですよ。だから勉強ね♪

【目次】

■ 都々逸とは

定型詩です。

【引用】どどいつは、七七七五の四句を連ねた二十六音(文字)の定型詩である。短歌、俳句、川柳、漢詩の五言、七言の絶句、唐代の八連の律詩なども、みな「かたち」が定まっているから定型詩という。


【出典】株式会社三五館『新編どどいつ入門』P60 著:中道風迅洞

すんごい有名でカッコイイ都々逸が、高杉晋作の作品ですよね。

三千世界の
鴉を殺し
主と朝寝が
してみたい


【出典】作:高杉晋作 遊郭での都々逸

かっこいぃぃぃ♪

「奥さんどうしたぁぁ!?」
けど、かっこいいい♪

いつか作ってみたいと思ってたので、勉強しているんですよね。

■ 都々逸は七七七五で作ればいい(というわけでもない)

で、何はともあれ作ってみたのです。

どどいつ「何や?」
分からんままに
七七七五
創り出す

おおお!できたぁ!!
と思えば、どうやら、七七七五にすればいいというわけでもないらしい。

【引用】これは一見「どどいつ」のように見えるが、単に七七七五の文字数をつなげただけのもので、「どどいつ」ではない。四行の単なる「フレーズ」に過ぎない。「どどいつ」には、七七七五各々の「句」を構成する「音節のきまり」があるからである。


【出典】株式会社三五館『新編どどいつ入門』P61 著:中道風迅洞

がーーーん・・・確かに単なる四行のフレーズに過ぎない気がする。
じゃぁどうすればいいの?
「音節のきまり」って何なの!?

教えてください!風迅洞先生!!!

■ 都々逸の作り方【超初級】「音節のきまり」

【引用】
(初句・または起句)を構成する七の音節は、三音・四音の組み合わせであること。この初句は四・四の組み合わせも認められる。
(第二句または承句)の七音は、四音・三音であることが必須のきまりである。
(第三句または転句)の七音は、初句とおなじく三音・四音が原則であるが、四・四でもよいとされている。
(第四句または結句)は五音に限る。


【出典】株式会社三五館『新編どどいつ入門』P61 著:中道風迅洞

おおお!改めて高杉晋作さんの都々逸をば。

(起句)三千・世界の (四・四)
(承句)鴉を・殺し  (四・三)
(転句)主と・朝寝が (三・四)
(結句)してみたい  (五)

おおお、なってる!

私のは?

(起句)どどいつ・「何や?」 (四・三)
(承句)分からん・ままに   (四・三)
(転句)七・七・七・五    (二・二・二・一)
(結句)創り出す       (五)

自由すぎる・・・。唄ってみても、やっぱり語呂が悪いですよね。

【引用】「どどいつ」のことばの組み合わせは、七七七五というよりも、むしろ「三・四-四・三-三・四-五」と覚えて、初心者はこれが身につくまで呪文のように繰り返したほうがいいかもしれない。


【出典】株式会社三五館『新編どどいつ入門』P62 著:中道風迅洞

なるほどなるほど。

■ 都々逸の作り方(三・四)(四・三)(三・四)(五)で!

二句目の承句は(四・三)が必須。
一句目、三句目、初句転句は、終わりが四音になっているといいんですね。
初句転句は、(三・四)or(四・四)。
最後の結句は五音ね♪

どどいつ「何や?」
分からんままに
七七七五
創り出す

作り替えてみましょう♪

(初句)「何や?」・どどいつ (三・四)
(承句)分からん・ままに   (四・三)
(承句)七だ・五だなと    (三・四)
(結句)書き散らす      (五)

何か語呂良くなったぁ!!!

色々勉強しつつ、これからも都々逸は(三・四)(四・三)(三・四)(五)で作ってみます!!

■ 都々逸の作り方(どどいつの作り方)【超初級編】参考文献