■ 明るくても、燃え尽き
大学1年生の頃、テニス部団体戦で北信越王座をねらっていました。
「全国にいくぞ!」
シングルスの2番手で出ていて、王手がかかったポイントだったのですが、皆の応援の中敗退してしまいました。
1年生にして燃えつきちゃった。
熱い目標、熱血な夢、それもいいのですが、終わりを迎えたときの温度差といったらありませんよね。 なかなか立ち上がれません。
部活で燃え尽きられたなら、切り替わった後に来る受験でも、燃え尽きてしまうかもしれない。
受験の場合は、
「よっしゃ~!もう勉強せんでええぞ!」
というような明るい燃え尽きもありえますね。明るいけど深刻です。 僕は中学受験をし志望校に合格し、明るく燃え尽き、中一のテストでこけてから、その傷、ず~っと大学卒業までひっぱりましたね。
■ 達成しても燃え尽きない坂本龍馬
【引用】当時、志士たちは、新しい日本をつくるために江戸幕府を倒そうとしていました。 倒すことが目的でした。 でも、龍馬は違った。 倒したその先の自由な世界で遊びたかった…… これが龍馬の動機です。(中略) 龍馬の動機は誰よりもポップで軽かった。 だから、誰よりも遠くまで見えた。 力を抜いたほうが、遠くまで行くことができるんです。 夢も希望も目標も、 そんなもの、そんなもの、そんなもの、 遊びながら余裕で通過しちゃってください。 【出典】ディスカヴァー21『名言セラピー 幕末スペシャル』Kindle版 著:ひすいこたろう
王座にしろ、受験にしろ、意外と手の届く目標だったのでしょうね。 何にしても終わりが来るじゃないですか。
ゴールに到着したよ、じゃあどうする?と、そこで考えてもいいのですが、はじめっからもっと先を見るにこしたことはないのかもしれません。
夢、目標、持たなくてもいいと思っている僕がいうのもなんですけど、どうせ持つなら、達成できそうにないものを持つのもいいかもしれません。
「瞑想を極める!」
極まったことが評価できないもんね、これ。 かなり先の見えないとこにあるゴール。これなら燃え尽きません。
そこ目指して、小さいゴールを達成していく。
「まず、5分目をつぶって寝ないようにしてみるか」
小さな達成感を味わいつつ、最終的なゴールには到着しないので、燃え尽きません。
「この道を極めるぞ!」
どの道を極めますか? 受験勉強のもっと先を見据えてみてください。