[caption id="attachment_1964" align="aligncenter" width="500"] 「犬じゃねぇって言ってんだろう」[/caption]
■ イライラすることばっかり
朝起きて、なぜかいつもはぶつけない戸の角で左足小指を打ちました。 地味にね、痛いよね。
「なんでお前がそこにいんねん!」
いつもいるよ、私は…なんて声が聞こえてきそうです。 でも僕はプチイラ。
プチイラといえば、ソーセージのね、ダイダイ色のビニールを剥くのに失敗しました。 むけない。ひっぱっても何しても伸びる伸びる。 挙げ句の果てに、中のソーセージの形が原型をとどめないバージョンになってあらわれるというね。
「腸につめる前やん、これ」
プチイラね。
出勤前、ビッシリ凍り付いたフロントガラス。 すれ違い「おはよう!」の返事が睨みつけの学生さん。 「終わった!」と思ったら、ひな形から間違っていて作り直しの資料。
イライラが世にあふれています。 どうしたらいいの?
■ イライラストレスの原因
イライラしてストレスがたまるでしょ? その原因ってなんなんでしょうね。
と、それにこたえてくれるのが、小林正観さん。
【引用】「ストレス」とは、思い通りにならないことを、思い通りにしようとして、それでも思い通りにならなかった状態のこと 【出典】ダイヤモンド社『もうひとつの幸せ論』P140 著:小林正観
言われてみればそうですよね。 思い通りになってないからイライラする。
そこに戸がなかったらよかった。 ソーセージのビニールがスムーズにむければよかった。 フロントガラスは凍ってないのがいい。 学生さんからは気持ちのいい挨拶。 ひな形があってればよかった。
「~だったらよかった」この執着があるから、僕はイライラしたのですね。
とするとイライラをなくすためには… 枡野俊明さんが、こんな禅語を紹介してくれています。
■ イライラを無くす禅語「放下着」
【引用】心の中にある決めつけや執着をどれだけ手放せるか。それが、いつも上機嫌な自分でいるための大きなポイントとなりそうです。 イライラしそうになったら、「放下着」という禅語を思い出してみてください。 「ほんの一瞬でもいいから、何もかも一切捨ててしまいなさい」という意味です。 【出典】河出書房新社『怒らない禅の作法』P124 著:枡野俊明
「こうあるべきだ」 「これが正しいに決まっている」 「あってはならない」
そんな決めつけがイライラの原因なんだとすれば、それを一瞬でもいいから捨ててしまえば、心がスッと軽くなるのかもしれません。
周りの出来事を変えるのは難しい。 でも、執着や決めつけは自分の中にあるものなので、手が届くかもしれません。
うん、捨てよう。ちょっとずつ執着を。
イライラは執着のサイン、捨てるチャンス♪かな? やってみたいと思います。
長い文章、最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。 あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。