アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

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自分を好きになる方法

自分を好きになる方法

by:from a second story. 中学受験をするため小学生のときから進学塾に通っていました。毎週模擬テストがあり、算数はA問題が100点、B問題が50点です。 テスト中、僕は計算やら基本問題やらのA問題にかけていました。ここだけミスしないようにがんばればいいと。 「後のB問題は灘やら開成、麻布いくような連中が解いたらええねん」 ぐらいで、テキトウにクイズゲームでも考えるみたいに取り組んでいたんです。 それが功をそうしたのか点数になり、僕は算数が得意だと周りから思われました。 (自分も周りの評価に踊らされ勘違いしていたんですけど)今思えばそうではなかった気がします。 ただ、全部解いて満点を目指さなかっただけ。解けない問題を解かなかっただけです。

■ 東大生の勉強方法

どこかで聞いた話です。「東大生」の話だったと思うのですが、彼らの多くはとっても要領の良い試験勉強をするのだそうです。 国家試験もそう、公務員試験もそう。 満点なんて目指しません。 過去問をとき、よく出る問題を重点的に勉強して「合格点」を目指します。 それが70点なら70点。50点なら50点をです。

【引用】入学試験、資格試験を問わず、試験問題というものは、だいたい7割の「基礎」と3割の「難問」で構成されています。そして、多くの試験は6~7割とれれば合格できます。 ということは、ほとんどの試験が、基礎事項をきちんとおさえておけば通るということです。 【出典】中経出版『できる人の勉強法』著:安河内哲也

当たり前といえば当たり前ですが、勉強に必死になっていると忘れてしまいがち。 満点を取らなくてもいいんですよね。合格さへできりゃ。 「1点でも多くとってやる!」 そうがんばるのはいいのですが、膨大なテスト範囲、すみからすみまでやっていては終わりません。モチベーションが続くのでしょうか? 「まだこんなにある…」 あまりの大きさに押しつぶされヤル気を失い、 「結局なにもやらんかった…俺ってダメだ。ダメ人間だ」 となってしまうことがよくある気がします。

■ 自分を好きになる方法「完璧主義を捨てる」

【引用】モチベーションが続かない人というのは、今のように考えてしまっているのです。 本当は着実に目標実現に向かっているのに、毎日毎日、落第点をとり続けているような気分になってしまっているのです。 【出典】フォレスト出版『「心のDNA」の育て方』 著:石井裕之

モチベーションが続かない、やる気が出ない、取っかかりが遅くなる、いやいや取っかかることすらできない。 これがこじれると自信を失い、自分を好きになれなくなってしまう…ことがあります。 この原因の中心にある考え方は「完璧主義」でしょう。 「徹底的にやってやるぞ!」 掃除でも勉強でも恋愛でも、完璧にやろうとすると打ちひしがれます。 完璧主義の裏に隠れている罠、それは、 「完璧でないとダメ」 という考えです。完璧にこなせることなんてそんなに多くありません。僕などにおいては皆無であります…くっ…。

【引用】こんなはずじゃない、もっとよくなるはずだと思いこむいつものパターンに落ち込んだら、いまのままの自分でいいんだと心の中で言いきかせること。批判するのをやめれば、すべてはうまくいく。 人生のあらゆる場面で完璧主義を捨てるようになれば、人生はそれ自体で完璧なことに気づくようになる。 【出典】サンマーク出版『小さいことにくよくよするな!』 著:リチャード・カールソン 訳:小沢瑞穂

完璧を目指す→完璧にできない→そんな自分はダメだ 完璧を目指す→やることが多すぎる→結局取っかかれない→そんな自分はダメだ …このパターン、嫌になってきやしませんか? 完璧主義をやめる。それが自分を好きになる第一歩な気がします。 そしてさらに…

■ 自分を好きになる方法「合格点を低くする」

【引用】たまには大きいことを考えようと上を見ると、いい格好の雲が浮かんでいる。 理想とか夢というのは、こういうものだな、と納得がゆくのだが、あまりにも大き過ぎ離れ過ぎていると、いまひとつ取りとめがなくてピンとこない。私のような小物には雲よりも風船がいい。糸をつけて自分の手で持ち、下から見上げることが出来る。 パチンと破けても、また別の風船を見つければいい。ノイローゼだ自殺だとさわぐこともなく過ごせる。 【出典】文春文庫『無名仮名人名簿』著:向田邦子

なにかしらにおいて合格点を決めるのは誰か。 最終的には自分なのだと思います。 「ここまでできたら合格」 その「ここまで」というのを限りなく低く、しかし今の自分よりは上のところにとってみませんか?

【引用】完璧主義にならないというのは、自分を甘やかすことでは決してない。 ほどほどの基準、達成可能なルールを自分に課せ、ということだ。 【出典】三笠書房『読むだけで心がスカッと晴れる50の方法』 著:内藤誼人

毎日毎時間毎分「おぉ!また合格点とれた!さすが俺。なかなかやるやん!」自分をほめてあげるのがいいのだと思います。 子どもをほめるには、少しだけがんばればこの子にならできる!という課題をやらせるのが一番です。 子どもをほめるように自分をほめてあげてください。きっと自分が好きになれると思います。 完璧主義をやめ、低めの合格点を設定する。 雲を目指すのをやめ、手に持った風船にしてみませんか? 雲ばかりうらやんでいたら、本当に雲の上の人になってしまうかもしれません…冗談じゃないか。 今日もありがとうございました。

■ 自分を好きになる方法などなど