アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

片づけは「守破離」の離

嫁に火がつきました。 「娘のものがこれから増えるのだから、片付けなくっちゃ!」 千石家では片付け祭りが開催中です。 ジャンルごとに一気にやってしまわないといけないらしく、はじめは服。 「一カ所に全部集めて一つ一つ手に取るの。それでときめかないものは『ありがとうね』って、この袋に入れるのよ」 つまり、捨てるか売りに出すかチャリティに寄付するかするのでしょう。ホイホイと進めていくと60リットルゴミ袋二つにもなりました。 嫁はもっと多くて100点弱…。おしゃれが好きなのに、よく踏ん切りつけたな…と思っていたら悪魔のような一言が 「次は本よ

■ さようなら本

「手順は同じよ。一カ所に集めて、とにかく判断基準は『ときめくか』どうか。それ以外は…判ってるわね?」 「ブックオフですか…?」 「そうよ。さ、すすめて。」 全て棚卸しです。本棚のものを出して床にならべます。すんごい量。 「できた。さて…」 「ちょっっっと待って。ホントにもうないのね?」 「え?」 「後から出てきた本は、思い出せなかったのだから問答無用で『ときめかない』分類しちゃうわよ?」 「ちょ、ちょちょちょっと待って…」 あわてて鞄の中、押入を探し出す始末。 そんなこんなで結果、ありがとうございましたした本、294冊…涙涙の別れでございます。 ブックオフにて、次の誰かのためになれば…と、さようならしてきました。

■ 本から離れる

守破離」という言葉があります。剣道…だったかな。 学ぶためにはまずは型を「守る」。それが基本ですね。 そこができるようになれば、自分なりに型を「破る」。 そして最後は「離れていく」。千石流、なんて自分の流儀を持つということでしょうか。 本との別れは、かなりの痛みを伴ったものではあったのですが、少し判ったことがあります。 この別れは、 「この本がないと書けない」 そんな自分との別れでございました。 先人の知恵の集積である本。それがあることで、どこかで安心しちゃっていたのですね。でもその安心がくせ者で、「安心があるから書ける」ならまだいいのですが、「安心があるからこそ書き出さない」という部分が僕の中にあったのです。 そこと決別できたような気がする。きっかけをくれた嫁様に感謝といったところでしょうか。 と、いいましても、世の中には「ときめき」をくれる本が多いこと多いこと。まだまだ蔵書はたくさんあるのですがね。 「ちょっと…」 「はい、なんでしょう?」 「どうしてこのH本が残っているのかしら?」 「と…と…ときめく、から?」 ばちこーーん ありがとうございました。