アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

後悔の予防策

後悔の予防策

祖母に葉書を書こうと思っていました。 痴呆がすすんだおばあちゃんに、少しでも文章を読んでもらおうと思って。 何より、遠くに住んでしまってなかなか孝行できないので、そのおわびの意味も込めて書こうと思っていました。 書こう書こうと思って、はや一ヶ月。 こんなに延びてしまったのは、と考えると ・いつもストックしているはずの葉書が手元になかったこと、 ・郵便局に行く暇もないほど仕事が忙しかった、 ・住所録がどこかにいってしまった、 ・猫が邪魔をしてくる、 ・虫が邪魔をしてくる、 ・葉書の書き方を忘れてしまった、 ・文字の書き方を忘れてしまった、 色々出てきます。 でも全部、後付けの言い訳。 できない自分を正当化するための言い訳です。 大掃除、読書、勉強、エクササイズ、親孝行… 「やろうと思っていたんだけど…」 やるのがいいに決まっている、そう判っていてもなかなかできないことがあります。 大抵のことは、今からでも間に合う。 でも、間に合わないときだって確かにあります。 孝行したいときに親がいない、とても悲しいことです。 小さく始めればいいのだと思うのです。 なかなか行動を起こせないのは、それをやるのがあまりに大きな負担に思えてしまうから。 僕はよく一番大切なことを見誤ってしまいます。 孝行で大切なことは、きっとその人に感謝の気持ちを伝えることでしょう。 あらたまって何かしなければいけない、そんなことはない。 葉書を書くだけでいい。 それこそ電話をかけて声を聞くだけでいいのだと思います。 大きさに戸惑い一歩が踏み出せないときは、小さく小さく始めてみませんか? 1mmの一歩が、 「どうして、あのとき伝えられなかったんだろう」 「なんで、あのときしなかったんだろう」 そんな後悔を消してくれるかもしれません。 最後までおつき合いいただき、ありがとうございました。