■ 小法師の教え
【引用】投げられたところで起きる小法師かな というのがある。起き上がり小法師は、どこにほうり投げられてもたとえば泥んこやごみための中であろうと、コロンと起きあがり、そこに腰をすえる。ちょうどそのように、授かった場所や授かったことが、わが心にかなうことであろうとなかろうと、追わず逃げず、そこを正念場として、そこに腰をすえ、むしろ"ようこそ"と受けて立ち、"さいわいに"と勤めあげてゆけというのである。 【出典】海竜社『一度きりの人生だから』P81 著:青山俊董
■ 小法師に習う
赤ちゃんのおもちゃがあります。 友だちにもらったのですが、これがいい音が鳴って立つんです。起きあがり小法師なんですね。 ちょいっと押すと、ポロン♪コロン♪と鳴って元通り。 しばらくぼぉっと遊んでいるとき、冒頭のフレーズを思い出しました。 お前はすげぇなぁって。どんだけ倒しても立ち上がるもんなぁ。 放り投げてもそこで立ち直るもんなぁ、それに比べて俺は何やってんのかな。 倒れたらしばらく寝こけて、立つかと思えば、 「こんなとこヤダ」 なんていって…うぁぁぁぁぁ! 子ども生まれてから涙もろいです。 起きあがり小法師に反省して涙出ます。 赤ちゃんが一生懸命おっぱい飲んでても、 「精一杯生きてるなぁ。今を生きてるなぁ。俺はまったく…」 なんてやっています。 そのうちネコが寝てるの見て泣けるんじゃなかろうか…すごい能力だ。 今与えられている場所で、今与えられている力で一生懸命やればいいんですね。 環境に文句言っててもしかたないんか…反省。 小法師に負けず、今ここで立ちたいと思います。 ありがとうございました。