アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

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天職とは

【概要】天職とは何か?天職の探し方とは?

◆ 天職とは何?

「この仕事がやりたいんじゃない」 「最近仕事に充実感、満足感が得られない…」 「やっぱり天職じゃないのかなぁ…」 心の中で天職を求めつつ、なんとか日々の仕事をこなすだけ… そんな毎日であります。 なんとなく天職と言っていますが、天職ってどんなものを天職というのでしょうか? 『世界でひとつだけの幸せ』のマーティン・セリグマンさんが、こんな話をしてくれました。 まず、仕事の三つの方向性。

■ 天職とは仕事の三つの方向性の一つ

【引用】学者たちは「仕事の方向性」を任務、経歴、そして天職の三つと定義している。 【出典】アスペクト『世界でひとつだけの幸せ』P251 著:マーティン・セリグマン 訳:小林裕子

学者の中で「天職」という言葉が、仕事の方向性の中の定義として出てきています。 三つの方向性とは「任務」「経歴」「天職」。 「任務」というのはあれですよ。お金を稼がないと人は生活できません。 給料をもらうために仕事をする。その方向性が「任務」です。 「経歴」というのは昇進とかのことですね。昇進して位が上がることによって達成感を得られる。それが「経歴」という方向性です。 「任務」と「天職」を混同する人はいませんが、「経歴」と「天職」は混同しやすいかもしれませんね。 では、いよいよ「天職」とは何なんでしょう?

■ 天職とは

【引用】「天職」とは、自分自身のために情熱を傾けて献身する仕事のことである。一人ひとりにとっての天職とは、より良いもの、何かスケールの大きなものに貢献することであり、宗教的な意味も含んでいる。 【出典】アスペクト『世界でひとつだけの幸せ』P251 著:マーティン・セリグマン 訳:小林裕子

セリグマンさんも言っていますが「経歴」というのは〈その昇格が終わりを迎え「頂点」を極めてしまうと、疎外感を覚え〉てしまいます。 代表取締役、校長、組長、店長…上にとりあえずの天井があるんですね、経歴というのは。 でも「天職」というのは違うみたいです。 地球、環境保全、人々の幸せ、笑顔…スケールの大きなものには終わりがありません。 ただ、やり続けるしかない。 それってすごいことです。 永遠に続く、終わりがない、そうなると圧倒されます。でももしかしたら、大きく考えすぎなのかもしれない。 もしかしたら、スケールの大きなものに貢献するというのは、「ただの歯磨き」ぐらいのことかもしれません。

■ スケールの大きなものに貢献する

歯磨きは終わりがあるようで、実はありません。 毎回、毎日の歯磨きは終わりがありますが、一生続けていくことです。 たかが歯磨き、されど歯磨きです。 信念を貫き通す、というとデカくて「やりとげられるかな?」と不安になりますが、今貫けばいいだけ。 されど信念、たかが信念です。 大きなものに貢献するということも同じことだと思います。 「周り人のことを笑顔にする」 「世界の環境を…」 その日、その場所、その瞬間に大きなものに貢献する気持ちを持てばいいだけ。行動すればいいだけです。 そりゃ、歯磨きみたいに忘れることもあるかもしれないけれど、また磨けばいいだけです。 その大きな何かに貢献することが習慣になってしまえば、これまた難しくはない。

■ 天職の探し方

話を戻します。 天職とは「スケールの大きな何かに貢献する」そんな仕事です。 ということは、「スケールの大きなものを見つける」ことが天職を見つけるということになります。

【引用】どんな任務も天職になる可能性があるし、また、どんな天職も任務になる可能性がある。仕事を任務とだけ考え、高収入を得ることに熱心な医師の仕事は天職とはいえないし、世の中を清潔で健康的にしようと使命感をもって働いているゴミ収集業者の仕事は天職だといえる。 【出典】アスペクト『世界でひとつだけの幸せ』P251 著:マーティン・セリグマン 訳:小林裕子

「雑務とは、雑にこなすから雑務なんだ。心をこめなさい。」 とは、よくいったものですね。 今、千石が行っているお金を稼ぐ任務は、そのまま放っておけば任務のままです。天職ではありません。 でも、その中に「スケールの大きい何か」を見つけることができれば、それは天職となります。 そしてさらに「スケールが大きいか小さいか」を決めるのも、何を隠そう自分自身です。 例えば学校の先生。 「目の前のコイツが大人になって恥かかんように…」ということに、スケールのデカさを感じる人もいれば、感じない人もいます。 荷物を宅配している人。 「この荷物は誰かから誰かへの想いを届けているんだ」 母から子への、愛する人への贈り物かもしれない… 「だから自分も心をこめて届けています」 想いを届けるなんて、スケールが大きいじゃないですか。 誰かを喜ばせる、それはスケールの大きいことだと思っています。 でもそう感じない人もいる。 スケールの大きさを感じられるような心を持つ。 それが天職探しの近道かもしれません。

【引用】肝心なのは、あなたに適した仕事を探すことではなく、今の仕事へのあなたの姿勢を見直し、あなたの仕事が自分に適していることに気づくことである。 【出典】アスペクト『世界でひとつだけの幸せ』P255 著:マーティン・セリグマン 訳:小林裕子

もし天職をお探しなら、一緒に「スケールの大きい何か?」を探してみませんか?今の仕事の中からです。 スケールの大きさを察知する感性を磨いてみませんか? 「たばこのポイ捨て拾う?いやぁ、デカいねぇ。やってること小さいけど、スケールデカいよ。その行動を見た人が感化され、ゴミを拾い、また誰かが感化され拾い…いやぁ世界中に広がるよね。時間の問題♪」 とか自己暗示かけながら。 千石も「書く」ことでは見つけていても、キャッシュを生む現実的な仕事の中に「これ!」というのを見つけられていないので、大きなことをいえません。 だから一緒に探しましょう♪感性を磨きましょう! 「スケールの大きいことに貢献している仕事なんだ」 そう思えれば、それが天職。 そう思う心がそこにあれば、どんな仕事も天職。 長い文章、最後までありがとうございました。