■ 可塑性とは
【引用】「可塑性」というのは、過去の状態によって脳の状態が変わるということ。一回ひどい思いをしたから、そういうことはもうしないとか、そういうように脳の何らかの状態が変わることを「可塑性」という。 【出典】ブルーバックス 『進化しすぎた脳』 著:池谷裕二
■ 脳の可塑性(かそせい)
広辞苑で調べると、「可塑性」とは変形しやすい性質のようです。 外力を取り去っても歪みが残って変形してしまう性質。それが「可塑性」。塑性ともいうそうです。 ツラい失恋をして男性不信になってしまうのも、 「2tのバーベル作ったけど持ち上がらなかったから、今度は20㎏ぐらいから作ってみることにした」っていう学びも、脳の可塑性がなせるワザなんですね。 大人が子どもと違って冒険心が無いのも、ボコボコに変形してしまった脳がそうさせるのでしょう。
■ 脳の可塑性から、こんな名言
この「脳の可塑性」で思い出したのが、武田信玄の名言。
なせば成るなさねばならぬ成るわざを成らぬと捨つる人のはかなき ~武田信玄~
それと斎藤一人さんの
やってやれないことはない やらずにできるはずがない ~斎藤一人~
脳の可塑性をいいように使えたとき、大人は子どもに勝つことができます。 でも、僕もなかなかこの臆病さに勝てないから、子どもの発想やら行動力にコテンパンにやられちまってるんですよ。 そんなとき、あの教科書に載った信玄さんを思い出して、この名言を唱えてもらっています。 そーすると、少しは一歩を踏み出す勇気が出る気がするので。 斎藤一人さんの名言を唱えるのも僕は好きです。 武田信玄さんの方はかっこいいけど口に出して間違ったら恥ずかしいし、斎藤一人さんの方が覚えやすくわかりやすいですから。 信玄さんは頭の中で、斎藤一人さんはリアルに唱える、を千石はオススメしております。
■ 神経網の可塑性
可塑性には、こんな話もあるそうです。 ネコをですね、縦じまだけの世界、つまり横じまがない世界で育てるとどうなると思いますか? 実は横じまが見えないネコとして育つそうです。 あぁ、ヨコシマのない世界で育っていれば、僕もちったぁ邪(ヨコシマ)な心の無い男だったかもしれません。 …おあとがよろしいようで。 本日もありがとうございました。 ちなみにネコの話は、出典『ブリタニカ国際大百科事典』です。