アイデアホイホイ〜3分のヒマつぶし

入れて出す、3分間・・・アイデアを、だよ?

アイデアホイホイセイレーン

あの嫌な奴を撃退する方法2

■ 嫌な情報を脳にひっかけるシステム?

前回のお話のあらすじです。 紳助さんはとてもユニークな方法でチンピラを撃退されていました。 そして、友だちの鐘さんは、素敵な人を集めるプロです。 なぜ、素敵な人を集められるのか? それは引き寄せの法則であったり、セレクティブメモリであったり。 (詳しくは前回の記事「あの嫌な奴を撃退する方法1」を参照してください) もう少しつっこんでいきましょう。 脳にはRASという〈神経組織を刺激して活発にするシステム〉があります。(「RASとは」参照) 現代は情報にあふれかえっています。 聞くこと、目に付くこと、その全てが脳を通過していくのですが、まともに一件一件対応していたら頭がパンクしてしまいます。 そこでRASの登場。 RASは簡単にいうと情報を捉える網のようなもので、この網にひっかかったものが、脳に落ちてきます。 またRASはアンテナともいえる。 なぜなら周波数のあったものだけを受信するのですから。

■ 絶対ツキがこない人

周波数を調節しているのは、無意、有意にかかわらず自分なのだそうです。 強く意識したものが集まってくる。 情報の網にひっかかって脳に落ちていく。 経験はないでしょうか? 最近ツイてない…そう思った瞬間、 ・部長に叱られた ・すんでのところで電車に乗り遅れた ・履くパンスト履くパンスト伝線してる …あぁやっぱり… というように、ツイてないエピソードが芋づる的に掘り起こしてしまったり、 「ほら、また赤…」 今、現に起こっているツイてないことを見つけたりしてしまう。 ツイていないことを強く意識し続けると、いつでもツイてない自分の情報ばかりを集め記憶していきますので、 自分がツイてないことを説明する理由に事欠かなくなってきます。 こうなってくると、名実ともに不運ピーポー(peeple)。

【引用】「自分にはツキがない」と思っている人には、絶対にツキはやってこない。 【出典】ダイヤモンド社『ツキの最強法則』著:西田文郎

どうすればいいのか?

■ ツキを集める人、素敵な人に囲まれる人

簡単です。 今からツイてることを意識すればいい。 するとRASの周波数が「ツイない」から「ツイてる」にセットされるので、今度はツイてるエピソードが集まってきます。 先ほどの逆ですね。 ツイていることを強く意識し続けると、ツイてたこと、ツイてることを集め記憶していく。 するとツイてる理由には事欠かなくなり…ですよ。 良い周波数は良い情報を集め、嫌な周波数は嫌なことを集める。 これはあなたの「人を見る目」にも影響してくるのだと思います。 「あの人、いい人なんだよな」 と考えていると、脳はその人の素敵な部分にフォーカスし、いいところばかり記憶にストックしていきます。 その反対に、 「本当にうちの上司は嫌な奴だよ」 と意識していたなら、嫌なところばっかり目につきます。結果、どう考えても上司のことをいい人と思えなくなってしまう。 では、本題。やっと本題です。

■ 本当の無敵とは?

嫌な奴を撃退する方法は、あなたが無敵になればいい。 力持ちになればジャイアンをやっつけられるし、 口達者になればスネ夫なんてピーピーわめく小鳥だし、 天才になれば出来杉君も目じゃないし、 金持ちになれば上司、社長、お得意先なんかに頭を下げなくてもいい… と、無敵といっても、 「どんな奴でも吹っ飛ばせる」こういう無敵さではありません。 こんな無敵さはスーパーマンになれと言われているようなもので、なることも無理でしょう。 第一この無敵さは、本当の無敵にはなりえない。 どんなに最強になっても、いずれ淘汰されます。 オリンピックで金メダルを連覇し続けて早20年…なんて人はいません。 本当の無敵さとは、どんな奴でもなぎ倒す強さじゃない。 ヒントは、紳助さんのチンピラ撃退法… そう、本当の無敵さとは、 敵を、ではくしてしまうということ。

【引用】無敵というのは、敵を全部なぎ倒したら無敵なのか……。 いいえ、"敵が無い"ことが無敵なのです。 【出典】講談社『楽しい人生を生きる宇宙法則』 著:小林正観

■ あの嫌な奴を撃退する方法

嫌な人を撃退する方法があります。 それは、目の前にいる人の嫌な部分…それを探すのをやめること、 それを記憶に留めるのをやめることです。 人間関係の極意は相手にレッテルを貼るのをやめる、物差しで測り、悪い評価くださないこと。 欠点なんて誰にでもあります。人間だもの。

【引用】人間関係のコツは、どれだけ相手を「曇った目」で見て、いいように、いいように理想化してみてあげられるか、なのだ 【出典】すばる舎『今日から「暗示」で心がラクになる!』 著:内藤誼人

そして、相手のことを嫌ったところで、その欠点が直ったりすることなんてありません。 受け入れてしまった方が早い。 「嫌な人だったら避けたらいいじゃん?」 いえいえ避けても無駄です。

【引用】世界中どこへ逃げても怨憎会苦(怨み憎む者に会う苦しみ)からは逃れられません。ありのままに与えられた環境を受け入れて、常に感謝をし、心豊かに日々を過ごすこと-これが私たちに与えられた定めのように思います。 【出典】致知出版社『人生生涯小僧のこころ』 著:塩沼亮潤

嫌な人というのは、あなたの影のようなものです。 逃げても必ずついてくる…別の敵が現れます。 嫌えば嫌うほど、意識すればするほど、そういう人が目につき集まってくる。 逃げても仕方がない…なら受け入れ、いいところを探した方が、敵を倒すよりてっとり早いです。 周波数をイイ方に切りかえませんか? 敵を倒す努力より、受け入れ仲間にしてしまう方を選んでみませんか? 案外、変なクセのある人の方が付き合いやすかったり、判りやすかったりするものですよ。 あの人を、強敵と書いて「トモ」と呼ぶ日は、今日です。 本当に長い文章、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 次回は、周波数を素敵にあわせる方法を考えたいと思います。(たぶん。たぶんです。)

■ 「あの嫌な奴を撃退する方法」と合わせ読むなら

  • あなたがあの人をゆるせない理由
  • 可能性の扉を閉めるには?
  • 人間関係はウォシュレット