【引用】 弱者は世間の除け者にされ、場合によっては世間から糾弾されます。にとっては、世間は冷酷です。 そんなとき、弱者にとっては○○や○○が一つの武器になります。 (○は千石)
【出典】集英社新書 『「狂い」のすすめ』 著:ひろさちや
■ みんな弱者
権力のある人、 社長さんやら大臣、親方、親分… 彼らは強者でしょうか? いやぁ、それこそ僕なんてあの人たちにかかったらプチって潰される。 そんな彼らだから強者だと思いますよ。 でも、弱い。人間だもの。 不正の一つでも見つかればボコボコにされる。 強者が堕ちていくところを人は見たがるから、小物が叩かれるのとはワケが違う。 服を脱げばみんなすっぽんぽん。 体まで脱いじゃって無常の世界までいけば、誰が違いをわかるんでしょう。 そんなこというてもはじまりませんか。僕らが生きているのはこの世ですしね。 では、弱者に意地悪な世間にどう対抗していったらいいか? 世間と闘う武器はあるのか? あるみたいです。
■ 弱者の武器
ひろさちやさんは『「狂い」のすすめ』で、こうおっしゃいました。 〈わたしは思想・哲学というものが、苦しみの現実と闘う武器になると思います。〉 武器といっても、 「世間の野郎!ブッ壊してやる!!」 というのではなくて、むしろ防具のようなものであるのかなぁ。
■ あなたは世間の奴隷?
人の目って気になるじゃないですか。 だから親は子供に、人並み(以上)の成績をとって、普通に就職してって願います。 人並み、人の目、常識、人様に顔向けできない、 色々な言葉がありますが、要するに縛られてるんですね。 世間の目が気になる…それは世間の奴隷になってるということ。 人に誉められたいからやる… それは、その人の奴隷になってる。 あなたは奴隷ですか? 僕は毎日奴隷になっちゃってます。 誉められたいからやってる…そういうことよくあるから。
■ 主人公になるには?
周りと同じでないといけない、 普通じゃないといけない、 大多数でいたい、 そんな気持ちが、あなたを奴隷にします。 流されっぱなし。 奴隷、やですよね? ただでさえ意地悪な世間ですよ? そんな奴の奴隷にならず、主人になりたいです。 いつもじゃなくてもいいから。 そんなとき、哲学・思想の出番です。 世間の常識みたいなものに流されない、イカリの役目を果たしてくれるんですね。 「これが俺の哲学だ!思想だ!信念だ!」 というものを探してみませんか? 見つからないよ!といわずに。 探したこと、ありますか? ない?持っているとかっこいいので探してみてください。 見つかるまでは、とりあえず念仏のように 「俺は奴隷じゃない。奴隷じゃない。主人だ、主人公だ!」 と言い聞かせてやりましょう。 顔つき変わりますよ♪ ちなみに僕の信念は…またの機会に。 ありがとうございました。